本記事では、「この度(たび)」の言い換え語を解説します。
「この度」とは?どんな言葉
「この度」という言葉は、「今度」や「今回」などという語を丁寧に表現しており、また一方では「ある物事が行われるその時」などという意味合いでも使われる文言です。
ビジネスでも使える「この度」の言い換えのお勧め
ここでは「この度」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「此の程(このほど)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「このあいだ」や「先日」などという意味合いの言葉で、現時点からそれほど離れていない過去のことを示す際に用いられる表現になります。
「今般(こんぱん)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
今現在行われているできごとを示す際に使われる言葉で、「今回」や「今度」などという意味合いで用いられており、「前回」や「先だって」という意味合いの文言として「先般(せんぱん)」という語が使われています。
「時下(じか)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「このところ」や「現在」などという意味合いで使われており、ビジネスメールなどでよく目にする「時下ますます」という語句は「この頃ますます」や「最近際立って」などというニュアンスで使われる表現になります。
「昨今(さっこん)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「少し前から現在までの期間」や「今日この頃」などという意味合いで使われる言葉で、ビジネスシーンにおいてやや堅めの表現として重宝される文言になります。
「この度」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「この度」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「今のところ」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「目下(もっか)の時点では」や「今の段階では」などという意味合いの言葉で、現在の状態や状況などを示す際に使われる文言です。
「今どき」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「今のこの時代」や「今風(いまふう)な」などという意味合いの言葉で、「今どきの女子高生」や「今どきの流行り」などという表現で用いられています。
「ここのところ」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「ここしばらく」や「この箇所」などという意味合いの言葉で、「ここんとこ」や「ここんところ」などという語と置き換えることができる文言になります。
まとめ
「この度」の言い換えは、ビジネスシーンからカジュアルな場面まで使える語がいくつか存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けることをおすすめします。