本記事では、「浪人」の言い換え語を解説します。
「浪人」とは?どんな言葉
これは、封建制度の時代において、主君を持たない状態になった武士や侍を示す言葉です。
つまり、現代で言えば失業中の人と同じような意味で、「浪人」という言葉が使用されるのです。
なお、現代において「浪人」とした場合は、「大学浪人」の意味で使用されるケースが多いでしょう。
つまり、よりよい大学に合格するために、進学せずに受験対策を続ける人物を「浪人」と表現するのです。
他にも、同じような意味で「就職浪人」などの言葉も存在します。
「浪人」の言い換えのお勧め
ここでは「浪人」の言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「浮浪人」
◆ 使い方やニュアンスの違い
これを「浮浪人」と言い換えても、同じような意味になります。
ただし、この場合は、あてもなく彷徨い歩くようなネガティブな意味が付け加わります。
たとえば、「浮浪人はお断りしております」と使用できます。
「大学浪人」
◆ 使い方やニュアンスの違い
また、「大学浪人」にすると、対象が具体化します。
この場合は、大学受験を目的として所属先を持たない状態になっている人物を示す言葉に変化するのです。
たとえば、「長男が大学浪人しておりまして」と使用できます。
「就職浪人」
◆ 使い方やニュアンスの違い
さらに、「就職浪人」のように就職を目的とした「浪人」を表現する事も可能です。
たとえば、「よい先が見つからなかったので、就職浪人することにしました」と使用できます。
「浪人」の類語や類義語・英語での言い換え
ここでは「浪人」の類語や類義語のお勧めを詳しく紹介します。
「ronin」
◆ 使い方やニュアンスの違い
これは、「浪人」を表した英単語です。
つまり、「sushi」や「sukiyaki」と同じように、「浪人」という言葉も英単語がなく、そのまま日本語がアルファベットかした形で使用されるのです。
なお、こちらは大学進学をもう一年頑張る意味の「浪人」ではなく、雇い主を持たない武士の意味で使用されます。
「禄を離れた者」
◆ 使い方やニュアンスの違い
これを「禄を離れた者」のようにすると類似の言葉になります。
「浪人」と同じ状態を、少し冗長な表現で言い換えたものになっているのです。
たとえば、「禄を離れた者が主君を探して諸国を旅しております」と使用できます。
「失業中の人」
◆ 使い方やニュアンスの違い
また、「失業中の人」も類義語と言えるでしょう。
これは封建時代の「浪人」を、現代の状況に置き換えたような言葉になっているのです。
たとえば、「失業中の人がハローワークに集まってきました」と使用できるのです。
まとめ
このように、「浪人」を色々な形に言い換えできます。
実際の状況に合わせて、適した言葉を選ぶとよいでしょう。
