本記事では、「着手」の言い換え語を解説します。
「着手」とは?どんな言葉
「着手」(ちゃくしゅ)は仕事など何か物事を始めることを意味します。
「大切なプロジェクトに着手する」「論文に着手する」などの表現がしばしば使われますが、いずれにせよ遊びや趣味のような事柄ではなく、仕事や勉強などの目的を遂行させるための行動に対して使われる言葉です。
「着手」の言い換えのお勧め
ここでは「着手」の言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「取り掛かる」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「取り掛かる」は何か物事に手をつけることです。
「組み立てに取り掛かる」「おやつを食べたら宿題に取り掛かる」などがその一例です。
着手よりも砕けたニュアンスがある表現になります。
「開始」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「開始」は何かを始める時に使う表現で、日常生活の中で頻繁に耳にしたり目にします。
「試合を開始する」「捜索を開始する」などがその一例です。
着手が目的や目標に向かい何かを始めるというニュアンスがあるのに対し、「開始」は単純に何かが始まるのを示しています。
「始動」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「始動」は「機械が始動する」のように物が動き始める時に使うだけではなく、「プロジェクトが始動する」のように仕事や計画などが始まる時にも使う言葉です。
しかし「着手」は人が目的を持って始めているとのニュアンスがあるのに対し、「始動」は仕事や物事が動き出したことに焦点が当たっている表現です。
「着手」の類語や類義語・英語での言い換え
ここでは「着手」の類語や類義語のお勧めを詳しく紹介します。「embark」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「embark」は飛行機や船に乗り込むという意味の他に、物事に着手するとの意味もある英単語です。
「このプロジェクトに着手する」は「we embark on this project」となります。
「start」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「start」は英語の初級者でも知っている単語で、日常会話でも「スタートする」などのように使われています。
「set to work」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「すぐに仕事に着手する」を英語にすると、「I I’ll do it right away」となるので、「set to work」は日本語の着手と同じような意味を持ちます。
まとめ
「着手」は目的がはっきりとしていて、そのために動き出すことを意味する言葉です。
社会人として使いこなしたい言葉の一つです。