本記事では、「礼儀」の言い換え語を解説します。
「礼儀」とは?どんな言葉
「礼儀」は「れいぎ」と読み、相手への敬意と慎みの心を指して言う言葉です。
ですから、「礼儀」には「相手を尊敬する気持ち」という意味合いが強いことがわかります。
例えば、「礼儀が足りない」という言葉には、「相手への尊敬の気持ちが足りていない」という意味が込められているといえるわけです。
「礼儀正しく」「礼儀を重んじる」といった言葉もよく使われています。
「礼儀」の言い換えのお勧め
ここでは「礼儀」の言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「行儀よくする」
◆ 使い方やニュアンスの違い
社会的立場をわきまえて、周囲の迷惑とならないよう振る舞うことを「行儀よくする」と表現できます。
「行儀が悪い」として対義語的に捉えた場合、「礼儀がない」「空気が読めない」「立場をわきまえない」「不適切」などとも言えます。
「作法」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「礼儀作法」とひとくくりで表現される場合もあり、社会的立場をわきまえて、美しく振る舞うことを「作法」と表現できます。
つまり、社会人として相応しい立ち振る舞いを指して、「礼儀作法」と呼んでいるといえます。
「マナー」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「マナー」とは「礼儀」そのものを指す場合もありますが、人との関り合いの中で、お互いに心地よく接することができるような常識的な態度を「マナー」と表現できます。
「礼儀」の類語や類義語・英語での言い換え
ここでは「礼儀」の類語や類義語のお勧めを詳しく紹介します。
「etiquette」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「etiquette」は「エチケット」と読み、カタカナ英語として日常的に使われています。
礼儀作法や行動規範としての意味合いがあり、社会的な観点から正しく振る舞うことも「エチケット」と表現されます。
「礼節」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「礼節」は「れいせつ」と読み、「礼節を重んじる」といった使い方が示すように、「礼儀や節度」を表す言葉になります。
「節度」は、「度を越すことの無い」という意味合いから、立場や状況に応じた振る舞いとも表現できます。
つまり、立場をわきまえて礼儀正しく振る舞うことを「礼節」といえるわけです。
「骨法」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「骨法」は「こっぽう」と読み、古来の先例に基づいた作法や礼儀を表す言葉です。
また、骨法には他にもいくつか意味合いがあり、骨組みや規定の意味、中国の絵画用語でもあります。
まとめ
いかがですか。
日本人は「礼儀を重んじる」とよく言われますが、お辞儀や合掌、会釈などの日常的な立ち振る舞いは「礼儀」といえます。
また、名刺交換や私語を慎むなどの心掛けも礼儀のひとつといえるでしょう。