本記事では、「内弁慶」の言い換え語を解説します。
「内弁慶」とは?どんな言葉
外ではとても静かなのに、家に帰ると威張り散らす人をいいます。
他人に見せる顔と家族に見える顔が、まったく異なる人をあらわします。
「うちのお父さんは典型的な内弁慶だ」のように皮肉めいて用いることが多いので、使い方には注意しておきましょう。
「内弁慶」の言い換えのお勧め
ここでは「内弁慶」の言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「恥ずかしがり屋」
◆ 使い方やニュアンスの違い
シャイで奥手なことをいいます。
恥ずかしくてあまり他人と積極的に、交流を持たない人をいいます。
ただ「内弁慶」のように家で威張るという訳はないので、誰に対しても引っ込み思案な様子をあらわします。
内気で可愛らしい性格を指す、明るいニュアンスがあるので覚えておきましょう。
「外面がいい」
◆ 使い方やニュアンスの違い
よその人にはペコペコしているのに、家に帰ると急に人が変わったように無愛想になる人をいいます。
切り替えスイッチがあるように、外と家を使い分けている人が「外面がいい」です。
こちらも内弁慶と同じようにネガティブな意味があるので、本人の前で使われることはありません。
「人見知り」
◆ 使い方やニュアンスの違い
内向的でなかなか、心を開かないタイプをいいます。
新しい人間関係をつくるのが苦手で、あまり自分から話しかけない人を指します。
「緊張しい」と同じように使われていて、自分自身の性格に用いることが多いです。
「内弁慶」の類語や類義語・英語での言い換え
ここでは「内弁慶」の類語や類義語のお勧めを詳しく紹介します。
「shyness」
◆ 使い方やニュアンスの違い
はにかんでいて、人見知りの気が強いことをあらわします。
用心深くて、なかなか自分の素性を見せないことを示しています。
「外弁慶」
◆ 使い方やニュアンスの違い
外では活き活きとしていて、反対に家に帰ると大人しい人をあらわします。
内弁慶が家で強いのに対して、外弁慶は外で強いことをいいます。
ちなみに弁慶は平安時代に活躍した、強い武術家です。
「内弁慶の外地蔵」
◆ 使い方やニュアンスの違い
家では弁慶のように気性があらく、外だとお地蔵さんのように静かな人をいいます。
こちらも外弁慶、内弁慶と同じくらい、ネガティブな表現です。
まとめ
「内弁慶」の言い換えの表現、そして英語や類語についてお知らせしました。
色々な表現を覚えて、日々の生活に役立ててください。