本記事では、「どちらにいたしますか」の言い換え語を解説します。
「どちらにいたしますか」とは?どんな言葉
「どちらにいたしますか」は間違えやすい日本語のひとつ。
「いたす」は謙譲語としてのニュアンスがあるので、疑問形にするとおかしな言い方になります。
よく耳にする表現ですが、できれば他の言葉に置き換えて用いていきましょう。
ビジネスでも使える「どちらにいたしますか」の言い換えのお勧め
ここでは「どちらにいたしますか」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「どちらになさいますか」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「する」の謙譲語が「いたす」なら、「する」の尊敬語は「なさる」になります。
そのため疑問文で用いる時には「どちらになさいますか」を当てはめていきます。
「AとBどちらになさいますか」のように2つの選択肢の中から、相手の希望を確認する時にも使いやすいです。
覚えておきましょう。
「お決まりでしょうか」
◆ 使い方やニュアンスの違い
レストランで注文を聞く時の言い方です。
「ご注文はお決まりでしょうか」のように用いていきます。
「でしょうか」と持ち掛けるとソフトに聞こえるので「お決まりですか」よりも柔らかになります。
「ご要望をお聞かせください」
◆ 使い方やニュアンスの違い
判断に迷っている方に、意向を聞く時の言い方です。
二者択一というシンプルな選択ではなく、色々な課題があって込み入っている時に使えます。
「お聞かせください」と促すと、相手の意見に耳を傾けるというニュアンスが出て優しくまとまります。
こちらも併せて覚えておきましょう。
「どちらにいたしますか」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「どちらにいたしますか」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「どちらがお好みですか」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「どちらにするか」迫るよりも「お好みですか」と言い直す方が、感じ良く聞こえることがあります。
上品に聞きたい時に用いてみましょう。
「どちらにしましょうか」
◆ 使い方やニュアンスの違い
一緒に商品を選んでいる時に使えます。
共に探していくという、協調性のある内容が込められています。
「お決まりですか」
◆ 使い方やニュアンスの違い
シンプルに相手の注文を、聞く時の言い方です。
テイクアウトのお店でもよく使われている表現で「メニューはお決まりですか」のように活用されています。
カジュアルなシーンで用いてみましょう。
まとめ
「どちらにいたしますか」をお伝えしました。
色々な表現を取り入れて、会話やメール文を楽しんでください。