本記事では、「やめておく」の言い換え語を解説します。
「やめておく」とは?どんな言葉
何かに誘われたり提案されたりした状況の人が、断る意思を伝えたい時に使う言葉です。
ビジネスでも使える「やめておく」の言い換えのお勧め
ここでは「やめておく」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「遠慮いたします」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「遠慮」とは「言動を慎んで控えること」「辞退すること」という意味があり、「やめておく」と同等の意味合いを丁寧に表すことが可能です。
「お誘いいただいて恐縮ですが、このあと先約があるためご遠慮いたします」のように使うのが一般的です。
「恐縮ですが」「申し訳ございませんが」といったクッション言葉を一緒に使うと、柔らかく断りの意志を示すことにつながります。
「見送らせていただきます」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「見送る」には「遠ざかる人や物を眺める」という意味がある言葉ですが、「いま物事を進行させるのは不利だと考えて、そのままの状態にしておく」といった意味も含んでいます。
ビジネスシーンでは、何かを断る際に後者の意味合いで使用する場合があります。
「厳選なる審査の結果、今回は見送らせていただきます」のように使います。
「やめておく」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「やめておく」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「よす」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「よす」は「中止する」「やめる」といった意味を含む言葉で、「やめておく」と同じ意味をカジュアルな印象で言い換えることが可能です。
「ドクターストップがかかっているからアルコールはよしておくよ」などと使われます。
「やめにする」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「やめにする」は「やめておく」と似ていますが、自分の意志で断るニュアンスを出す時に使用されます。
敬語では断りの意志を和らげる遠回しな表現が使われますが、同僚や友人、家族など自分の都合で断ることを示しても差し支えない関係性においては、「やめにする」のようにダイレクトな表現を使うことも可能でしょう。
「多忙のため、今回はやめにします」などと使われます。
まとめ
「やめておく」の言い換えは、敬語からカジュアルまで幾つも存在しています。
敬語にクッション言葉を加えると柔らかい印象を与えることにつながりますので、状況や相手などによって検討し、使い分けるのが良いでしょう。
