本記事では、「していただいてありがとうございます」の言い換え語を解説します。
「していただいてありがとうございます」とは?どんな言葉
人に何かしてもらった状況の人が、してもらった人や行為に対して感謝の気持ちを伝える際に使う言葉です。
ビジネスでも使える「していただいてありがとうございます」の言い換えのお勧め
ここでは「していただいてありがとうございます」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「賜り感謝いたします」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「賜り」は「していただいて」をより丁寧に表現した言い方です。
また、「ありがとうございます」は目上の人や社外の人に使用する言葉としては若干カジュアルな印象を与えるため、「感謝」という言葉を使うことで改まった印象になります。
「ご支援を賜り感謝いたします」のように用いるのが一般的です。
「賜り御礼申し上げます」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「御礼申し上げます」は「ありがとうございます」の敬語表現にあたり、文書やビジネスメール等で使用される機会が多いフレーズです。
上記でも紹介した「賜り」と組み合わせ、「ご指導を賜り御礼申し上げます」のように使います。
「賜り深謝いたします」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「深謝」は文字通り「深い感謝」を示す言葉で、改まったシーンでの深いお礼や感謝の気持ちを表す際に使用します。
「していただいて」の丁寧表現である「賜り」を前に置いて、「お心遣いを賜り深謝いたします」などのように使用できます。
ただ、「深謝」には「深い謝罪」という意味もあるため、使う際は「深謝いたします」の直前に「感謝」もしくは「謝罪」の意味が明確になる表現を使用することが重要です。
「していただいてありがとうございます」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「していただいてありがとうございます」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「してもらってありがとう」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「ありがとう」は「ありがとうございます」をフランクにした表現で、親しい間柄や部下などに対して使用できます。
また、「していただいて」は「してもらって」の謙譲語にあたるため、へりくだって相手に敬意を示す必要がない場合はダイレクトに「してもらって」と伝えることも可能でしょう。
「手伝ってもらってありがとう」のように用います。
「してもらって助かります」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「助かります」は誰かに何かをしてもらった際に感謝の気持ちを気軽に示せる表現です。
上記で説明した「してもらって」を前につけて、「教えてもらって助かります」のように使用できます。
なお、「助かります」はねぎらいの意味も含むため、目上の人に対して使うのは適切ではありません。
まとめ
「していただいてありがとうございます」の言い換えは、敬語からカジュアルまで存在しています。
二つの意味を持つ「深謝」や、目上の人にはふさわしくない「助かります」など、注意する表現がある点も押さえておきましょう。
ぜひ参考にしてください。
