本記事では、「寒さ厳しき折」の言い換え語を解説します。
「寒さ厳しき折」とは?どんな言葉
冬に出される寒中見舞いなど、時候の挨拶に使われている言葉です。
冬の気温が低く凍えるような時期という意味があり、日本では12月から2月の頃に使われます。
ビジネスでも使える「寒さ厳しき折」の言い換えのお勧め
ここでは「寒さ厳しき折」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「厳寒の候(こう)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
厳寒の候とは、時期の意味がある「候」を使って寒い時期を表しており、寒中見舞いなどに用いられる言葉です。
「拝啓 厳寒の候、皆様におかれましては」といった用法があります。
礼儀正しい文章であり、冬の敬語の挨拶文には良く使われています。
「厳寒のみぎり」
◆ 使い方やニュアンスの違い
厳寒のみぎりとは、時期や折の意味がある「みぎり」を用いて寒い時期であることを伝える、時候の挨拶に使われる言葉です。
「厳寒のみぎり、いかがお過ごしでしょうか」などと用いられます。
厳寒のみぎりを冬の敬語の挨拶に使うことで、文章が上品になる効果は大きいです。
「大寒の節」
◆ 使い方やニュアンスの違い
大寒の節とは、暦の上では最も寒くなる冬の1月20日の大寒前後を表す言葉で、時候の挨拶に使われます。
「大寒の節、皆様お元気にお過ごしのことと存じます」といった用法になります。
12月には使えませんが、1月の敬語での挨拶文としては適切でしょう。
「寒さ厳しき折」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「寒さ厳しき折」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「寒さも厳しくなったこの頃」
◆ 使い方やニュアンスの違い
寒さも厳しいこの頃とは、冬の寒い時期を表している表現です。
「ますます寒さも厳しいこの頃、お変わりなく過ごしていますか」といった用法になります。
寒さ厳しき折に比べて、柔らかな印象を与えられる表現になります。
「凍えるような寒い季節」
◆ 使い方やニュアンスの違い
凍えるような寒い季節とは、厳しい寒さの頃を言い換えた言葉です。
「もう凍えるような寒い季節となりましたが」などと用いられます。
とても分かりやすい表現であり、寒い時期の手紙に含めるにも適切です。
「とても寒い日々」
◆ 使い方やニュアンスの違い
とても寒い日々とは、厳寒の候と同じ意味になる言葉です。
「北国ではとても寒い日々が続いていますが」といった形になります。
敬語ではないですが非常にシンプルで、柔らかな印象を与えることができるでしょう。
まとめ
寒さ厳しき折とは、よく寒中見舞いなどに用いられている言葉です。
敬語での言い換え語を適切に使っていくことが求められますが、時期が限定されるものもあるので、意味には気を付けてください。