本記事では、「凡(おおよ/およ)そ」の言い換え語を解説します。
「凡そ」とは?どんな言葉
「凡そ」という言葉は、「ある事柄についてのだいたいのところ」あるいは「総じて」などという意味合いで使われており、「おおよそ」や「およそ」などという読み仮名が用いられる文言です。
ビジネスでも使える「凡そ」の言い換えのお勧め
ここでは「凡そ」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「大筋(おおすじ)では」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「ある事柄における根本的な部分」あるいは「基本的な所」などという意味合いで使われており、「大方(おおかた)」や「専(もっぱ)ら」などという語と置き換えることができる文言で、「大筋では合意しています」などという表現で使われています。
「概(おおむ)ね」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「全体としてそのような状態にある」さまや「そのほとんどがある一定の状態にある」様子など示す言葉で、「彼女の主張は概ね間違っていません」あるいは「今年の気温は概ね平年並みです」などという表現で用いられています。
「大局的(たいきょくてき)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「物事の一部分だけではなく全体を見て判断をする」さまや「物事が移り変わる成り行きを最初から最後まで見通して考える」様子などを示す言葉で、「大局的な見地から判断してください」などという表現で使われています。
「凡そ」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「凡そ」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「ざっと」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「細かい部分にはこだわらずにおおまかに物事を行う」さまや「正確性よりもスピード感を重視する」様子などを表し、「ざっくり」や「さらっと」などという語とほぼ同様のニュアンスで使われる文言です。
「ほぼ」
◆ 使い方やニュアンスの違い
漢字では「略」や「粗」などと表記される言葉で、「物事におけるだいたいの所」あるいは「完全に近い状態にある」様子などを表し、似たような「ほぼほぼ」という語は、本来持っている意味を強調させるために同じ語を重ねた比較的新しい表現として使われています。
まとめ
「凡そ」の言い換えは、ビジネスシーンからカジュアルな場面まで使える語がいくつか存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けることをおすすめします。
