本記事では、「お手間を取らせる」の言い換え語を解説します。
「お手間を取らせる」の意味
「お手間を取らせる」とは?どんな言葉
「お手間を取らせる」は、「相手に時間と労力を遣わせることをお願いしたり、せざるを得ない状態にすること」という意味です。
自分たちの都合や失敗により、相手に通常ならしない様なことをさせる時に使われます。
「お」は美化語の接頭辞、「手間」は「そのことをするのに費やされる時間や労力」という意味、「取らせる」は動詞「取る」の未然形に知毛起動し「〜せる」が組み合わさった語です、使役動詞が使われることで、「相手に何かをさせる」という意味になります。
「手間を取る」で慣用句ですので、「お」を付けることで丁寧語として使えます。
ビジネスでも使える「お手間を取らせる」の言い換えのお勧め
ここでは「お手間を取らせる」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「お手をわずらわせる」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「お手」の「お」は美化語の接頭辞です。
「わずらわせる(煩わせる)」は「骨を折らせる」という意味で、実際に労働させなくても使われます。
「ご面倒をおかけする」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「ご面倒」の」「ご」は尊敬語・美化語の接頭辞、「おかけする」の「お」は謙譲語の接頭辞です。
「面倒」は「手間がかかったり、解決が容易でなかったりして不快なこと」という意味です。
「お手数をおかけする」
◆ 使い方やニュアンスの違い
最もシンプルな表現です。
「お手数」の「お」は尊敬語・美化語の接頭辞、「手数」は「他人のためにことさらにかける手間」という意味、「おかけする」の「お」は謙譲語の接頭辞です。
「お手間を取らせる」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「お手間を取らせる」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「てこずらせる」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「梃子摺らせる」と書き、「解決に手間取らせる」という意味です。
「梃子摺る」の語源は「テコ(梃子)を使って重い物を動かそうして、テコがずれてしまい手がかかること」という意味です。
「邪魔する」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「相手の作業を妨げる」というい意味です。
「邪魔」の語源は仏教用語で「修行をさまたげる悪魔」のことです。
「負担をかける」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「負担」は「荷物を肩や背にかつぐこと」から転じて「重すぎる仕事や責任」という意味です。
まとめ
今回は「お手間を取らせる」について紹介しました。
「お手間を取らせる」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせる様にしましょう。