本記事では、「お客様をお連れしました」の言い換え語を解説します。
「お客様をお連れしました」とは?どんな言葉
お客さまを席にご案内する時の言い方です。
ショッピングセンター内の店舗や、携帯の販売店でよく耳にする言い方ですが「お連れ」には「自分の同行者、身内」としての役割もあるので、敬語にくわしい方からすると、意味不明な日本語に聞こえてしまいます。
広く浸透している言葉ですが、敬語としては間違っていることも抑えておきましょう。
ビジネスでも使える「お客様をお連れしました」の言い換えのお勧め
ここでは「お客様をお連れしました」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「お客様をご案内します」
◆ 使い方やニュアンスの違い
フロアでお待ちのお客様を、別の場所に誘導する時に使います。
顧客を敬いつつ、今の状況を周囲のスタッフにお知らせできます。
「窓口にお客様をご案内します」や「会議室にお客様をご案内します」のように活用してみましょう。
「お客様がお見えになりました」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「お見えになる」は「来る」の敬語表現で、尊敬語にあたります。
社内でミーティング中の上司に、声をかける時にも使えます。
万が一お客様の耳に入っても失礼にあたらない、丁寧な言い方です。
「お客様がいらっしゃいました」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「いらっしゃる」も「来る」の尊敬語です。
こちらもよく使われる表現で、お越しになったお客様を丁寧にもてなすニュアンスが含まれています。
「お客様がいらっしゃいましたので、お茶をお願いします」のように、社内のやり取りでも使えます。
「お客様をお連れしました」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「お客様をお連れしました」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「おいでになりました」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「おいでになる」も「来る」の尊敬語です。
ずっと待っていた取引先の担当者の方が、ようやく顔を出した時に使えます。
「お客様がお越しです」
◆ 使い方やニュアンスの違い
すぐに報告したい時に使える、コンパクトな表現です。
突然の訪問客にも使える言い方で「お客様がお越しですが、どちらにお通ししますか」のように引用できます。
「ご予約のお客様です」
◆ 使い方やニュアンスの違い
予約済のお客様を、窓口に誘導する際に使えます。
こちらも分かりやすい日本語です。
まとめ
「お客様をお連れしました」について解説しました。
同じような言い方を学んで、仕事の場に役立ててください。