本記事では、「大詰(おおづ)め」の言い換え語を解説します。
「大詰め」とは?どんな言葉
「大詰め」という言葉は、「芝居や演劇などにおける最後の幕」や「ある物事の最終段階」などを表し、連載されている漫画や放映中のテレビドラマなどの終盤の展開や筋道などを指して用いられる文言です。
ビジネスでも使える「大詰め」の言い換えのお勧め
ここでは「大詰め」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「山場(やまば)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「ある物事における一番の盛り上がり」や「物事の最も盛んな時期や場所」などを示す言葉で、「クライマックス」や「絶頂」などという語と置き換えることができる文言です。
「最終局面(きょくめん)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
元々は囲碁や将棋などにおける盤の最終的な局面を表し、転じて「ある物事に終わりが近づいている段階」や「佳境(かきょう)を迎えた最後のステップ」などという意味合いで用いられる表現になります。
「天王山(てんのうざん)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「勝敗のわかれめとなる重要な機会」や「ここ一番の大勝負」などという意味合いの言葉で、元々は、戦国時代に明智光秀軍と豊臣秀吉軍が激突した場所である天王山から取って付けられた文言です。
「正念場(しょうねんば)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
本来は「歌舞伎などで主人公が務める役柄の特徴や性質などを発揮する最も重要な場面」を指して用いられていた言葉で、転じて「物事における一番大切な見せ場」や「人が真価を発揮すべき最も大事な場面」などという意味合いの表現として使われています。
「大詰め」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「大詰め」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「ここ一番」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「ある物事における重要な場面」や「ある事柄の転換点となる状況」などを示す言葉で、ここで勝たなければ今までの努力なども無意味になってしまうという重要な勝負どころを指して用いられる文言です。
「どん詰まり」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「ある物事の最中に何かに行き詰まる」さまや「完全に行き詰まって前に進めなくなる」様子などを示す言葉で、これより先に進める道がなく行き詰まってしまったというニュアンスの表現として使われています。
まとめ
「大詰め」の言い換えは、ビジネスシーンからカジュアルな場面まで使える語がいくつか存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けることをおすすめします。
