本記事では、「低俗」の言い換え語を解説します。
「低俗」とは?どんな言葉
質が低く、上品でないという意味。
「その雑誌には低俗な記事が沢山掲載されていた」という様に使用します。
「低俗」の言い換えのお勧め
ここでは「低俗」の言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「下品」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「彼の下品なジョークにはいつもうんざりする」という様に使用し、品性が無いことを意味します。
「低俗」は下品であることに加え質の低さも意味している言葉なので、「下品」よりも一層悪く評価しているニュアンスです。
「下劣」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「彼女は下劣な手段をとった」という様に使用し、品が無く劣っていることを意味します。
人柄や手段・行動に対して使われる場合、「低俗」に比べて「下劣」のほうが卑劣・卑怯であることが強調されます。
「低俗」のほうが「下劣」よりも、日常会話で使われる傾向にあります。
「俗悪」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「俗悪な企業がはびこる業界だ」という様に使用し、かなり下品で質が悪いという意味です。
「低俗」が極まったような、一層悪く評価する言葉が「俗悪」です。
「悪趣味」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「その小説は悪趣味だ」という様に、品の悪い趣味である・センスが悪い・人が嫌がることをあえてやるという意味で使われます。
「低俗」よりも「悪趣味」のほうがややソフトな評価であるニュアンスがあります。
「低俗」の類語や類義語・英語での言い換え
ここでは「低俗」の類語や類義語のお勧めを詳しく紹介します。
「下衆」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「彼は人を平気で陥れるような下衆な人間だ」という様に使用します。
もともと身分が下賤な人を指す言葉でしたが、そこから転じて下品な人・人間性が卑しい人を指す言葉となりました。
「低俗」は人以外にも使われるのに対して、「下衆」は人に対して使われます。
「えげつない」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「可愛い顔をしてやることはえげつない」「その食べ物はえげつない匂いをさせている」という様に使用し、元は関西弁で昭和に入って一般的に使われるようになりました。
「低俗」は品性の無さに言及していますが、「えげつない」は情け容赦無い・遠慮や節度が無い・程度がひどいというニュアンスです。
まとめ
「低俗」には多くの似た意味の言葉があります。
質の悪さや下品さの程度に注目すると、よりふさわしい言い回しになるでしょう。