本記事では、「時々」の言い換え語を解説します。
「時々」とは?どんな言葉
「時々」という言葉は、「ある事柄や事象などが不規則に繰り返される」さまや「季節や気候、時代などが少しずつ移り変わっていく」様子などを示す文言になります。
ビジネスでも使える「時々」の言い換えのお勧め
ここでは「時々」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「折々(おりおり)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「なにかの機会がある度ごとに」や「その季節その季節」などという意味合いの言葉で、よく耳にする「四季折々」という語は「春夏秋冬におけるその時その時」を示す文言として用いられる四字熟語になります。
「往々(おうおう)にして」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「該当する物事や事象などが頻繁(ひんぱん)に起こる」さまや「ある事が起きる回数が多い傾向にある」様子などを示す言葉ですが、主に良くない事や好ましくない事を対象に使われる文言になります。
「折に触れて(おりにふれて)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「機会があるたびに」や「ことあるごとにいつも」などという意味合いの言葉で、何度も繰り返される事柄などを指して用いられる慣用表現になり、「折に触れ」という語も同じ意味で使われています。
「時折(ときおり)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
頻度はあまり高くないものの同じことが繰り返し起こる、という意味合いの言葉で、「一定の時間をおいてある物事が行われる」さまや「いつもというほどではない」様子などを示す文言になります。
「時々」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「時々」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「たまに」
◆ 使い方やニュアンスの違い
漢字では「偶に」と表記し、「思い出したように」や「あるできごとがわずかにしか起こらない」様子などを示す言葉で、「偶然あることが起こる」さまは、「偶々(たまたま)」という語が使われています。
「ときたま」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「ときどき」と「たまに」を組み合わせた言葉で、意味としても由来する語とほとんど同様になりますが、よりカジュアルな印象の語になりますので、ビジネスシーンでは使いにくい文言になります。
「気が向いたら」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「そのような気分になったら」や「気持ちがそちらに向けば」などという意味合いの言葉ですが、聞き手側にとっては断り文句としての印象も含む文言になりますので、使う際には注意が必要になります。
「ちょくちょく」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「わずかな時間を置いて同じことが繰り返される」さまや「頻繁に同じようなことが起こる」様子などを表し、ほぼ同じ意味合いの言葉には「ちょいちょい」という文言があります。
まとめ
「時々」の言い換えは、ビジネスシーンからカジュアルな場面まで使える語がいくつも存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けるのが良いでしょう。