本記事では、「揉める」の言い換え語を解説します。
「揉める」の意味
「揉める」とは?どんな言葉
「揉める」は「もめる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目あ「争いごとが起きて、まとまらなくなること」という意味です。
2つ目は、「気持ちが落ち着かずイライラすること」という意味です。
「揉める」は「揉む」が自動詞に変化した言葉で、「ぶつかり合う様に激しく揺り動かす」という意味、転じて「争いが起きる」「イライラする」という意味で使われる様になりました。
ただ対立するだけではなく、お互いが譲らずに険悪な状態になることを表し、その様な事柄を「揉め事」と言います。
ビジネスでも使える「揉める」の言い換えのお勧め
ここでは「揉める」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「トラブルになる」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「よくない問題が起きる」という意味です。
「トラブル」は英語の「trouble」が日本語化した言葉で「苦労」「面倒」「騒ぎ」「混乱」「紛争」など、あらゆる良くないことを表す語です。
「波風が立つ(なみかぜがたつ)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「相手との関係がいちじるしく悪くなること」という意味です。
「波風」は「風が強く吹いて波が高まり、困難な状態になること」という意味から「険悪な状態になることのたとえ」として使われています。
「不和が生じる(ふわがしょうじる)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「仲たがいすること」という意味です。
「不」は「〜でない・〜しない」という意味、「和」は「なご(む)」とも読み「争いごとがなく穏やかにまとまる」という意味、「不和」で「争って穏やかにまとまらない」になります。
「揉める」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「揉める」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「いざこざが起きる」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「双方の意見が合わずに争いになること」という意味です。
「いざこざ」の語源ははっきりしていませが、古くから使われている言葉です。
「ごたごた」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「争いごとが起きて秩序が乱れること」という意味です。
「ごたごた」は鎌倉時代に宋から来日した「兀庵普寧(ごったんふねい)」という僧の言うことが、理屈っぽくて理解できないことから「複雑でわからない」「まとまりがない」という意味で「ごったんごったん」、変化して「ごたごた」と使われる様になりました。
「すったもんだ」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「意見が対立してさんざん争うこと」という意味です。
語源は「すったのもじったの」という言葉で、「すった」は「擦った」、「もじった」は「捩った(ねじった)」で、音変化して使われる様になりました。
まとめ
今回は「揉める」について紹介しました。
「揉める」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせる様にしましょう。