本記事では、「習性」の言い換え語を解説します。
「習性」とは?どんな言葉
「習性」とはその生き物や人特有の性質を指します。
「猫は夜に活動する習性がある」「すぐ謝るのは日本人の習性である」という様に使用します。
「習性」の言い換えのお勧め
ここでは「習性」の言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「特性」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「その植物の汁には傷を癒す特性がある」という様に使用され、そのもの固有の性質を意味します。
「習性」は生き物に対して使用されるのに対し、「特性」は生き物に加え物質にも使用されます。
「特質」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「水には冷やすと固まるという特質がある」という様に使用し、「特性」と同様に生き物や物の固有の性質を意味します。
「特性」はその性質がもたらす結果に焦点が当たっている際に使用され、「特質」は性質自体に焦点が当たっている際に使用されます。
「固有性」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「地域の固有性を活かして経済を活性化する」という様に使用し、「特性」「特質」と同様に生き物や物の固有の性質を意味します。
そのものに最初から備わっているという点を強調するニュアンスがあります。
「習性」の類語や類義語・英語での言い換え
ここでは「習性」の類語や類義語のお勧めを詳しく紹介します。
「特徴」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「ダックスフンドには短い足という特徴がある」という様に使用します。
「習性」が性質を指しているのに対し「特徴」は性質だけではなく見た目も含み、明確に他と違うと分かるというニュアンスがあります。
「習慣」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「欧米人には湯船に浸かる習慣はない」という様に使用します。
「習慣」は繰り返し行われた結果決まりごとやしきたりとなった状況を指し、「習慣」によりもたらされた性質が「習性」です。
「特色」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「その絵にはロマン主義の特色がある」という様に使用します。
上に挙げた「特徴」と似た意味ですが、「特色」は他と比べ優れている点であるというニュアンスがあります。
まとめ
「習性」には多くの似た意味の言葉があります。
主語が何か、強調したい点はどこかに着目すると、よりふさわしい言い回しになるでしょう。