本記事では、「出向」の言い換え語を解説します。
「出向」とは?どんな言葉
「出向」(しゅっこう)とは、「所属先はそのままにして、他の組織・会社で一時的に働くこと」を意味している言葉です。
「出向」の言葉には、「元の会社に籍は置いたままで、特定の業務・職務のために他の組織に派遣される」といった意味のニュアンスがあります。
「出向」の言い換えのお勧め
ここでは「出向」の言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「赴任」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「赴任」(ふにん)の言い換えは、「北海道支部に赴任することになりました」のような例文で使う使い方ができます。
「赴任」の言葉は、「会社の職務命令を受けて、新しい勤務地におもむくこと」といった意味のニュアンスを持っています。
「内勤・外勤」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「内勤」(ないきん)という言い換えは、「事務職など勤務している会社(組織)の内部で働くこと」を意味しています。
「外勤」(がいきん)の言葉は、「営業・外交など勤務している会社(組織)の外で働くこと」といった意味のニュアンスがあります。
「転職では内勤を希望しています・私はデスクワークより外勤のほうが合っています」などの例文で使われます。
「出向」の類語や類義語・英語での言い換え
ここでは「出向」の類語・類義語・英語での言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「派遣」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「出向」の類語として、「派遣」があります。
「派遣」の類語の意味は、「特定の職務・役割を与えて、ある会社に差し向けること(送り込むこと)」になります。
「派遣された会社では、チームリーダーを任されていました」のような例文で使う使い方になります。
「出張」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「出向」の類義語として、「出張」があります。
「出張」という類義語は、「特定の業務を行うために、普段の職場とは違う場所に出向くこと」を意味しています。
「明日は大阪まで出張なので、今日は早めに帰宅して休みたいと思います」といった文章で使う使い方になります。
「be sent to〜」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「出向」を、英語で言い換えると“be sent to〜”になります。
“be sent to〜”という英語のイディオムは、「〜に派遣される・〜に送られる」を意味しています。
“be sent to〜”以外にも、“be on loan to〜”(〜に貸し出されて出向している)といった英語で「出向」の意味を表現することができます。
まとめ
「出向」の言い換えには、類語・類義語・英語など色々な言葉があります。
一般的な言い換えとして「赴任・内勤・外勤」、類語・類義語・英語の言い換えとして「派遣・出張・be sent to〜」などを挙げられます。
状況や相手に合わせて言い換えの言葉を使い分けましょう。