本記事では、「厳しい」の言い換え語を解説します。
「厳しい」とは?どんな言葉
「厳しい」という言葉は、「いいかげんな対応が許されない」さまや「少しばかりの気のゆるみも認めない」様子などを表し、また一方では「自然現象などの程度が著しい」状態を示す文言としても使われています。
ビジネスでも使える「厳しい」の言い換えのお勧め
ここでは「厳しい」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「猛烈(もうれつ)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「勢いが強くてはげしい」さまや「物事の程度が甚だしい」様子などを表し、「猛烈な太陽の光」や「猛烈に腹が立つ」などという表現で使われています。
「逆風(ぎゃくふう)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「進行方向からこちらへ向かって吹いてくる風」を表し、転じて「自分に不利な状況」や「進行している物事を妨げるできごと」などを指して用いられる文言です。
「辛辣(しんらつ)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
元々は文字が示すとおり「辛いものにより舌がひりひりする」という意味合いで使われていた言葉で、転じて「他人への評価がとても厳しい」さまや「他人に対する歯に衣を着せない物言い」などを指して用いられる表現です。
「四苦八苦(しくはっく)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「大変な苦労を重ねる」さまや「とても辛い状況に身を置かれる」様子などを表し、本来は仏教用語で使われている「あらゆる苦しみ」という意味合いの文言が由来の言葉になります。
「厳しい」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「厳しい」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「ものすごい」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「なんとも恐ろしい」さまや「並の程度をはるかに超えている」様子などを表し、「ものすごい人だかり」や「彼のもつ技術はものすごい」などという表現で用いられています。
「揺るぎない」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「気持ち的に揺らぐことのない」さまや「間違いない」様子などを示す言葉で、「揺るぎない信頼関係」や「この主張は揺るぎない」などという表現で使われる文言です。
「きつい」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「物事の程度がはなはだしい」さまや「サイズが小さすぎる」様子などを表し、その他にも「力が強い」や「刺激が強い」などを示す表現としても用いられています。
「情け容赦(ようしゃ)ない」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「少しばかりの思いやりもない」さまや「非常に冷たくて厳しい」様子などを表す慣用句で、まったく遠慮をしなかったり、手加減しない状態を示す文言になります。
まとめ
「厳しい」の言い換えは、ビジネスシーンからカジュアルな場面まで使える語が数多く存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けることをおすすめします。