世の中には、人とは違うこと、人とは違う行動をするということに魅力を感じている人がいます。
それは個性であると同時に周りからは疎ましがられることもあります。
そんな人を昔からの表現で「天邪鬼」と言います。
それでは、この「天邪鬼」とは、どういう意味で、どのような言い換えができるのでしょうか。
本記事では、「天邪鬼」の言い換え語を解説します。
「天邪鬼」とは?どんな言葉
「天邪鬼」とは、もともとは古事記、日本書紀に登場する「人の心を読んで逆のことをする鬼」のことを指して使われた言葉からきています。
そこから、他人の意思に逆らうような行動をとることそのものを表すようになったということです。
もともとは鬼だったため、「天邪鬼」自体は妖怪のような扱われ方をしてきました。
「天邪鬼」の言い換えのお勧め
ここでは「天邪鬼」の言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「捻くれ者」
◆ 使い方やニュアンスの違い
この言葉は、「ひねくれもの」と読み、心が捻くれた状態の人のことを表す言葉です。
「天邪鬼」とはほぼ同じ意味で使われます。
「偏屈」
◆ 使い方やニュアンスの違い
この言葉は、「へんくつ」と読み、「偏った考え方」という意味です。
「天邪鬼」は行動を言うことが多いのに対してこちらは心のことを表します。
「意地悪」
◆ 使い方やニュアンスの違い
この言葉は、「天邪鬼」のように、反対のことをするのではなく「他人の嫌がることをする」と言うニュアンスが強いものです。
「天邪鬼」の類語や類義語・英語での言い換え
ここでは「天邪鬼」の様々な言い換えの言葉に関して説明します。
「ツイスト」
◆ 使い方やニュアンスの違い
この言葉は、元は「twisted」であり「天邪鬼」を英語で表現したものです。
「天邪鬼」に近い意味を持つ言葉は他にもたくさんありますが、これは「ねじ曲がった」という意味からきたものです。
実際には「ツイステッド」です。
「逆張り」
◆ 使い方やニュアンスの違い
この言葉は、「天邪鬼」の類語であり、最近はネットなどでも頻繁に使われるようになりました。
わざわざ人と逆のことを言うということに特化した言葉です。
「わからずや」
◆ 使い方やニュアンスの違い
この言葉は、「天邪鬼」の類義語であり、もともとは「人の気持ちがわからない人」と言う意味で使われます。
まとめ
この記事では、「天邪鬼」の言い換えの言葉に関して解説してきました。
ここまで解説してきた内容をもとにして、今後の様々な場所でのコミュニケーションに生かしていただければ幸いです。