本記事では、「見ました」の言い換え語を解説します。
「見ました」とは?どんな言葉
見たの丁寧語表現になります。
「その映画、私も見ました」のように使われています。
ビジネスでも使える「見ました」の言い換えのお勧め
ここでは「見ました」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「ご覧になりました」
◆ 使い方やニュアンスの違い
見ましたの尊敬語です。
尊敬語は相手の行為を高めた敬語表現になるので、ご覧になりましたとは相手の見たという行為を指しています。
したがって、自分の見たという行為に対して、ご覧になりましたを使用することは出来ないので注意しましょう。
「こちらの資料ですが、もうご覧になりましたか?」のように使われています。
「拝見(はいけん)しました」
◆ 使い方やニュアンスの違い
見ましたの謙譲語です。
謙譲語は自分の行為をへりくだった敬語表現であるため、自分の見たという行為に対してのみ使用することができます。
逆に、相手の見たという行為に対して、拝見しましたとは使えないので注意しましょう。
「送っていただいた資料ですが、拝見いたしました」のように使われています。
「見ました」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「見ました」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「見た」
◆ 使い方やニュアンスの違い
丁寧語である見ましたを日常会話表現に言い換えたフレーズです。
「面白いと話題の動画を見た」のように使われています。
「目にした」
◆ 使い方やニュアンスの違い
実際に自分の目で見るという意味を表す言葉であり、こちらも見ましたをカジュアルな表現に言い換えたフレーズになります。
「彼が活躍する姿を目にした」のように使われています。
「目撃(もくげき)した」
◆ 使い方やニュアンスの違い
目撃するは現場に居合わせて実際に見ることという意味を表す言葉です。
見たや目にしたに比べると、若干仰々しい表現になりますが、場面によっては見ましたとの言い換えに使用することが可能です。
「昨日の帰り道に事故現場を目撃した」のように使われています。
まとめ
見ましたは丁寧語ですが、尊敬語、謙譲語、そして、カジュアルな表現にそれぞれ言い換えが可能です。
特に、相手の行為を対象に使う尊敬語と自分の行為を対象に使う謙譲語は紛らわしいので混同しないように注意しましょう。
それぞれのフレーズが持つ意味や性格をしっかりと把握し、ボキャブラリーを磨き上げるようにしましょう。