本記事では、「厳粛(げんしゅく)」の言い換え語を解説します。
「厳粛」とは?どんな言葉
「厳粛」という言葉は、「おごそかで心が引き締まる」さまや「真剣で厳しい」様子などを表し、「厳」と「粛」という似たような意味の語を重ねることで「きびしい」という意味を強調させた文言として使われています。
ビジネスでも使える「厳粛」の言い換えのお勧め
ここでは「厳粛」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「畏敬(いけい)の念」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「おそれおおく思うほどに相手を敬う」気持ちや「崇高なものや偉大な人ものなどをおそれ敬う」様子などを表し、「尊敬してやまない気持ちや心情」などを示す際には「畏敬の念を抱く」という表現が使われています。
「崇高(すうこう)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「あるものが気高く偉大な」さまや「人間の理解を超えるような壮大で美しい」様子などを表し、ただ美しいだけではなく尊いというニュアンスを含む表現として用いられています。
「荘厳(そうごん/しょうごん)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「重々しくて立派な」さまや「尊くて見事な」様子などを表し、あるいは「仏像や仏堂などを美しく飾る」という意味合いでも使われる仏教用語としても使われています。
「抑圧的(よくあつてき)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「抑制し圧迫する」さまや「あることをむりやりおさえつける」様子などを表し、あることが表立って出てこないようにする、というニュアンスの表現として用いられています。
「厳粛」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「厳粛」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「物々(ものもの)しい」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「重々しくきびしい」さまや「大げさでいかめしい」様子などを表す言葉で、あることが大げさであることをやや否定的に表現する語として使われています。
「気まずい」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「相手との気持ちが合わずにぐあいが悪い」さまや「お互いの気分が異なり不快である」様子などを表し、相手と自分がまだ打ち解けていなかったり、わだかまりなどがある際に用いられる文言です。
「近づきがたい」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「簡単に近づくことができないような雰囲気である」さまや「人を寄せ付けないような性質」などを示す言葉で、威圧感や独特の雰囲気などによりとても近づきにくい、という意味合いの表現になります。
まとめ
「厳粛」の言い換えは、ビジネスシーンからカジュアルな場面まで使える語がいくつか存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けることをおすすめします。