本記事では、「思われます」の言い換え語を解説します。
「思われます」とは?どんな言葉
思うには多くの意味が含まれていますが、主に考えを持つや考えるという意味を表します。
そして、その思うに助動詞のれるを付け加え、ですます調にしたものが思われますです。
助動詞られるには受身、尊敬、可能、自発4つの使い方があるので、前後の文脈からどの意味で用いられているかを判断しなければなりません。
受身の場合は「そのような言動では消費者から身勝手であると思われます」、尊敬の場合は「この業績をご覧になれば、あの方もあなたを誇りに思われます」、可能の場合は「急げばまだ間に合うと思われます」、自発の場合は「この映画を見るたびに学生時代のことが思われる」のように使われています。
ビジネスでも使える「思われます」の言い換えのお勧め
ここでは「思われます」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「お思いになります」
◆ 使い方やニュアンスの違い
思うの尊敬語がお思いになりますであり、尊敬の意味としての思われますとの言い換えに使用することができます。
「旦那様もきっとあなたのことを後継にしたいとお思いになります」のように使われています。
「期待できます」
◆ 使い方やニュアンスの違い
期待できるは当てにすることができるや予期して待つことができるという意味を表す言葉であり、可能の意味としての思われますとの言い換えに用いることができます。
「この箇所に修正を加えれば更なる改善が期待できます」のように使われています。
「思い出されます」
◆ 使い方やニュアンスの違い
思い出すは主に過去のことや忘れていたことを心に蘇らせることという意味を含みます。
その思い出すに助動詞のれるを付け加えることによって、自発の意味としての思われますと同じようなニュアンスを表すことができると言えるでしょう。
「この写真を見るごとに新婚時代のことが思い出されます」のように使われています。
「思われます」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「思われます」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「思われた」
◆ 使い方やニュアンスの違い
受身の意味としての思われますをシンプルに日常会話表現になおしたフレーズです。
「彼はまるでヒーローのように思われた」のように使われています。
「できるだろう」
◆ 使い方やニュアンスの違い
可能の意味としての思われますをそのまま日常会話表現になおしたフレーズです。
「今ならまだ修正することができるだろう」のように使われています。
まとめ
思われますには受身、敬語、可能、自発の4つの用法が含まれています。
どの用法かによって指し示す意味が異なるので、言い換えもその用法に対応したものにしなければなりません。
きちんとした使い分けができるように是非この記事を参考にしてみて下さい。