この記事では、「できない」の言い換え語を解説します。
「できない」の意味
「できない」とは?どんな言葉
「できない」の意味は以下の通りです。
1つ目は「あるものごとの実行や実現が不可能であること」という意味です。
2つ目は「人の能力が劣っていること」という意味です。
「できない」は動詞「できる」の未然形「でき」に打消しの助動詞「ない」が付いた語で、ものごとの可能性を否定する意味で使われます。
敬語表現ではなく、ネガティブな表現ですので、それほど親しくない人に対して使う時には丁寧語にしたり、遠回しな表現にしたり、納得できる理由を述べるなどのマナーが必要になります。
ビジネスでも使える「できない」の言い換えのお勧め
ここでは「できない」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「できかねます」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「かねます」の「かね」は動詞「兼ねる」の連用形で、他の動詞の連用形に付き、「〜しようとしてできない」「〜することがむずかしい」という意味、「ます」は丁寧語です。
お断りする意味の敬語表現として目上の人や社外の人に使われます。
「見送ります(みおくります)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「見送り」は動詞「見送る」の連用形で「遠ざかる物や人をその後方で眺める」から転じて「やりすごす・さしひかえる」「今行動するのは不利と考えてそのままにしておく」という意味です。
「能力不足(のうりょくぶそく)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「能力」は「ものごとを成し遂げる力量」という意味、「不足」は「十分でないこと」という意味です。
人の性質に対して使われます。
「できない」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「できない」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「無理(むり)」
◆ 使い方やニュアンス
「無理」は「ものごとの筋道が立たず道理に合わないこと」から転じて「実現が難しいこと」という意味です。
若者言葉として「ムリ」などと俗語的に使われます。
「お手上げ(おてあげ)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「行き詰ってどうしようもないこと」という意味、戦で降参する時に両手を挙げてこれ以上戦わないと意思表示することから使われています。
「無能(むのう)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「能力や才能がないこと」から転じて「役に立たないこと」という意味で使われます。
人を見下す表現ですので慎重に使いましょう。
まとめ
今回は「できない」について紹介しました。
「できない」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせる様にしましょう。
