本記事では、「おかげさまで」の言い換え語を解説します。
「おかげさまで」とは?どんな言葉
「おかげさまで」は、感謝の気持ちを表す言葉です。
ビジネスシーンでとてもよく使われています。
敬語表現であるため、目上の人や取引先に対して使うことが出来ます。
「おかげさま」は、漢字で「お蔭様」あるいは「お陰様」と表記できます。
「お蔭」とは「御影(みかげ)」が語源と言われており、神仏の偉大な影に守られている様子が表現されています。
この「おかげ」に敬称「様」を付けたものが「おかげさま」というわけです。
つまり、「おかげさまで」とは、相手の努力によって「大きな力で守られていることに感謝しています」という気持ちを、丁寧な敬語表現で伝えた言葉です。
ビジネスでも使える「おかげさまで」の言い換えのお勧め
ここでは「おかげさまで」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「ご支援いただき」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「ご支援」は、相手から応援として「経済的また精神的に支えてもらうこと」を意味する言葉です。
後ろ盾として支援活動する団体のことを「後援会」と読んだりします。
「ご協力を賜り」
◆ 使い方やニュアンスの違い
ビジネスシーンでは、相手の協力は切っても切り離せない大切なものです。
協力なしに事業やビジネスは成り立ちません。
「賜わり」は「もらい」の最上級の敬語表現です。
相手の協力に対して、敬意と感謝を伝える言葉です。
「お力添えくださり」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「お力添え」とは、相手からもらう手助けや助言に対して敬意と感謝を込めた言葉です。
「くださり」は「くれて」の敬語表現です。
「この度は、お力添えくださり、深く感謝申し上げます」のように使うことが出来ます。
「おかげさまで」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「おかげさまで」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「おかげで」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「おかげさま」をカジュアルにした言い方が「おかげで」になります。
「神仏の御影に守られて」といったニュアンスの言葉で、「両親のおかげでここまで成長できました」などのように使われます。
「両親の愛に包まれ守られて」というイメージがピッタリです。
「助けられ」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「良いチームメイトに助けられ、何とかピンチを乗り越えることができました」といったフレーズを見聞きしたことがあるのではないでしょうか。
助けられ支え合い前へ進んで行けるのは、とても幸せな環境と言えるでしょう。
まとめ
「おかげさまで」は、相手の努力や協力により助けられたことに、敬意と感謝を込めた言葉です。
ビジネスシーンでは、「調子はどう?」といったお声がけに対し、「おかげさまで」と返すことがあります。
コミュニケーションのきっかけとしても大切な言葉であると言えるでしょう。
