本記事では、「破壊」の言い換え語を解説します。
「破壊」とは?どんな言葉
建造物や器物、組織や秩序など有形無形のものを壊したり、傷つけたりすることを意味します。
比較的大きなものに対して攻撃し、その機能を果たせなくなるまで壊すことを表わしています。
「ダムを破壊する」のような使い方をします。
「破壊」の言い換えのお勧め
ここでは「破壊」の言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「ぶち壊す」
◆ 使い方やニュアンスの違い
対象物に対して外から強い力を加えて変形させてしまうなど、修復が不可能なくらい壊したり傷つけたりすることの意です。
「体当たりしてドアをぶち壊す」といった使い方になります。
物理的なものだけでなく、計画などを途中でダメにしてしまうという意味でも使います。
少しくだけて言うと「ぶっ壊す」と表記されることもあります。
「壊滅(させる)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
すっかり駄目になってしまうことの意です。
「津波で街が壊滅した」といった使い方をします。
修復不可能なレベルまで何かを壊したり傷つけたりするというニュアンスがあります。
「滅茶苦茶(にする)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
どうにもならないほどに壊れたり、壊したり、混乱したりすることの意です。
「地震で家具が滅茶苦茶だ」といった使い方になります。
「破壊」の類語や類義語・英語での言い換え
ここでは「破壊」の類語や類義語のお勧めを詳しく紹介します。
「破砕」
◆ 使い方やニュアンスの違い
粉々に砕けること、または粉々に砕くことの意です。
単に壊すというだけでなく、砕けて多くの部分に分解することを表わします。
「鉱石を破砕する」といった使い方をします。
「破損」
◆ 使い方やニュアンスの違い
壊したり、傷つけたりすることの意です。
「事故で車を破損する」のように、誤って車を壊したり、傷つける場合を表わします。
共通する意味の言葉として「損壊」「損傷」があります。
「破損」とのニュアンスの違いは、「損壊」全体的に壊れることに対し、「破損」は部分的に壊れるというニュアンスがあります。
また、「損傷」はものの破壊だけでなく、人の身体に及ぶ場合に使用します。
「毀損(きそん)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
ものを壊すことやものが壊れることの意です。
体面や利益を損なう場合も使える語句です。
「棄損」とも表記します。
「器物を毀損する」といった使い方をします。
まとめ
今回、記載した内容は「破壊」の言い換え語や類語のほんの一部に過ぎません。
「破壊」とよく似た語句や表現、言葉は数多くあり、その中には微妙にニュアンスが異なる言葉もたくさんあります。
これらの違いや使い方をマスターして使うと、繊細できめ細かい表現が可能になるでしょう。
