本記事では、「事件」の言い換え語を解説します。
「事件」とは?どんな言葉
生じた・起きた問題がある事象を指します。
「事件」の言い換えのお勧め
ここでは「事件」の言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「出来事」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「それはささいな出来事だ」といった様に、ただ起きたことを指す際に使用します。
「出来事」のうち、問題があり重大なものを「事件」と呼ぶニュアンスです。
「騒動」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「その騒動は落ち着いた」といった様に使用します。
ある「事件」が生じたことにより、関係者・その周りの人・大衆が騒いだ状況をすべてひっくるめて「騒動」と呼びます。
「事件」の中でも世間を賑わせたものだったり、「事件」に対する周りの反応を含めて指すニュアンスです。
「案件」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「この案件は難しい」「〇〇プロジェクトの案件」といった様に使用します。
対処しなくてはいけない事柄を指し、「事件」に比べて問題を孕む度合いが低いです。
ビジネス上でも多く使用されます。
「事件」の類語や類義語・英語での言い換え
ここでは「事件」の類語や類義語のお勧めを詳しく紹介します。
「ハプニング」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「それは面白いハプニングだった」といった様に使用します。
「事件」よりも突発的に起きた印象で、「事件」は問題を孕んだ出来事ですが、「ハプニング」はネガティブな要素が無くても使用されます。
「アクシデント」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「アクシデントが起きたので遅れます」といった様に使用し、すぐに対処しなければならない事象を指します。
「事件」よりも突発的に起きた印象で、起きた出来事に問題はあるにしても「事件」に比べると深刻度合は低く、規模も小さいニュアンスです。
「事例」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「その事例は初めてだ」「過去の事例を検証する」といった様に使用します。
「事件」の中でも、他の事件と共通点が見いだせたり、今後の参考になるようなものを指します。
「ケース」
「そのケースは初めてだ」「過去のケースを検証する」といった様に使用します。
「事例」の英訳で使い方は一緒ですが、「ケース」の方が文章が柔らかく口語に近い印象になります。
まとめ
「事件」には多くの似た意味の言葉があります。
問題の有無や規模の大小で他の言葉と使い分けると、よりふさわしい言い回しになるでしょう。