「返す言葉もない」は何を意味しどのように言い換えできるのでしょうか。
本記事では、「返す言葉もない」の言い換え語を解説します。
「返す言葉もない」とは?どんな言葉
「返す言葉もない」とは、「反論や言い訳が思い浮かばないほど相手の主張が正しい」という意味で使われる言葉です。
話している内容をそっくりそのまま肯定して受け入れる場合に使います。
相手の話す内容に不満や問題点があれば言われている側は言葉を返して応戦するものですが、相手の話す内容があまりにも正しいと返す言葉がなくなります。
そのような反論な余地が一切なく相手の話を甘んじて受け入れる様子を表す言葉が「返す言葉もない」です。
本来は相手の言い分を全肯定する意味で使いますが「ショックを受けたせいで言葉が何も出てこない」という物理的に言葉が出てこないことを強調した意味でも使われます。
ビジネスでも使える「返す言葉もない」の言い換えのお勧め
ここでは「返す言葉もない」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「返す言葉もございません」
◆ 使い方やニュアンスの違い
目上の人に使う場合の丁寧な言い方です。
上司に怒られている時など粛々と相手の言い分を受け入れる時に使います。
「おっしゃる通りです」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「話している内容に間違いがなくその通りである」という意味を持ちます。
返す言葉が出ないことに含まれている肯定の意味合いを前面に押し出した表現です。
「言い訳のしようもありません」
◆ 使い方やニュアンスの違い
言い訳や反論ができないほど言っている内容が正しい場合に使います。
「返す言葉もない」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「返す言葉もない」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「何も言えない」
◆ 使い方やニュアンスの違い
相手の言い分を黙って受け入れる時の言い方です。
「返す言葉もない」に比べると腹の中にわだかまりを抱えているニュアンスが強く、無理して抑えていると思われてしまう可能性もあります。
「何と言ったらいいのかわからない」
◆ 使い方やニュアンスの違い
混乱して戸惑っているニュアンスを強調した言い方です。
「ぐうの音も出ない」
◆ 使い方やニュアンスの違い
何もできないほど完璧にやり込められた時の言い方です。
相手の話す内容に一切の隙がなく全面降伏する時に使います。
まとめ
「返す言葉もない」はいろいろな表現に言い換えられる言葉です。
文脈や状況にあわせてふさわしい表現に言い換えましょう。