本記事では、「常套句(じょうとうく)」の言い換え語を解説します。
「常套句」とは?どんな言葉
「常套句」という言葉は、特定の状況や状態などにおいてたびたび持ち出される台詞(せりふ)を指しており、「いつも必ず使われる文句(もんく)」あるいは「決まって用いられる言葉」などというニュアンスで使用されています。
ビジネスでも使える「常套句」の言い換えのお勧め
ここでは「常套句」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「決まり文句」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「いつも似たような場面で使われる決まり切った台詞」あるいは「型にはまった言い回し」などという意味合いで使われており、同じような場面で必ずと言っていいほど使われる型通りの文句を指しています。
「定番フレーズ」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「フレーズ」という語は「熟語(じゅくご)」あるいは「表現」などという意味合いの英単語「phrase」を由来とする言葉で、「お決まりの言葉」または「月並みな言い回し」などというニュアンスで用いられています。
「慣用(かんよう)表現」
◆ 使い方やニュアンスの違い
古来より習慣として広く使われてきた複数の語をつなげてひとまとまりにした言い回しを指す言葉で、「決まった言い方」または「お馴染(なじ)みの表現」などというニュアンスで使われています。
「常套句」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「常套句」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「うたい文句」
◆ 使い方やニュアンスの違い
人の注意や興味などをひくためにあるものの特徴や効果などを強調する際に使われる言葉で、「キャッチフレーズ」あるいは「キャッチコピー」などというニュアンスで用いられており、漢字では「謳い文句」と表記される言い回しになります。
「口癖(くちぐせ)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「癖(くせ)のようにいつも同じような言葉を口にする」さまや「意識的に好んでいつも使う台詞」などという意味合いで使われており、少々ネガティブなニュアンスを含む表現として使用されています。
まとめ
「常套句」の言い換えは、ビジネスシーンから日常会話などのカジュアルな場面まで使える語がいくつか存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けることをおすすめします。