本記事では、「実は」の言い換え語を解説します。
「実は」とは?どんな言葉
特定の物事について「本当のこと」「真実」を伝える時に使います。
また、「隠している事柄を打ち明けるような場面」でも使用されます。
なお、通常は話の冒頭部分に用います。
ビジネスでも使える「実は」の言い換えのお勧め
ここでは「実は」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「実を申しますと」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「実を申しますと」は、「実は」と同じような意味を持つ「実を言うと」を丁寧に言い換えた言葉です。
「実を申しますと、新商品に欠陥が見つかって作業が中断するようです」のように使うのが一般的です。
「有り体に申しますと」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「有り体」は「ありてい」と読む言葉で、「ありのままの様子」「嘘や偽りのない様子」を示します。
「有り体に申しますと」は「何かを隠蔽せずありのままの状態を伝える」際に使用するフレーズで、どちらかというと「言いにくいことを正直に言う」ニュアンスがあります。
「有り体に申しますと、予算超過の恐れがあるため作業工程の改善が必要です」のように使います。
改まった印象を持つ言葉なので、目上の人にも使用できるでしょう。
「実は」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「実は」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「実を言うと」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「実を言うと」は、前述の「実を申しますと」の「申しますと」を「言うと」に変えた表現です。
「実を申しますと」よりカジュアルな言い方になるため、敬語表現を必要としない同僚や後輩などに用いることが適切といえます。
「実を言うと、会社の資金繰りが厳しいらしい」などと使われます。
「ぶっちゃけ」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「ぶっちゃけ」は「ぶっちゃける」の略語で、「打ち明ける」「隠さず伝える」という意味で使われています。
「ぶっちゃけ、上司のアイデアは現実的ではない」のように使われます。
かなりくだけた言い方なので、目上の人には使用せず、気心の知れた関係性の相手に用いましょう。
まとめ
「実は」の言い換えは、敬語からカジュアルまで幾つも存在しています。
同じような意味でも改まった言い方やくだけた言い方がありますので、時と場合にふさわしい表現を選びましょう。
ぜひ言葉の使い分けの参考にしてください。