本記事では、「残暑(ざんしょ)の候」の言い換え語を解説します。
「残暑の候」とは?どんな言葉
「残暑の候」という言葉は、立秋(りっしゅう)後の厳しい暑さの中にも少しずつ秋に近づいている様子が感じられるなどという意味合いの言葉で、「厳しい暑さが続いていますが」あるいは「まだまだ真夏の暑さが残る時期ですが」などというニュアンスで使用されています。
ビジネスでも使える「残暑の候」の言い換えのお勧め
ここでは「残暑の候」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「秋暑(しゅうしょ)の候」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「秋に入ったのにまだまだ暑いですが」または「夏が終わろうとしているのに暑さは続きますが」などという意味合いで使われており、暦の上では秋になったもののなかなか暑さが引きません、などというニュアンスで使われる表現になります。
「残夏(ざんげ)のみぎり」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「真夏の名残(なごり)が惜しいですが」もしくは「夏も終わりに近づいていますが」などという意味合いで使われており、主に8月中旬から下旬にかけて使用される時候の挨拶で、「みぎり」という語は「ちょうどその事が行われる時」などというニュアンスで用いられています。
「残夏の折」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「まだまだ暑さが残る時期ですが」または「涼しくなるのはもう少し先になりそうですが」などという意味合いで使われており、暦の上ではもう秋なのに暑さがなかなか引かないなどというニュアンス使われる文言です。
「残暑の候」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「残暑の候」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「暑い日が続きますが」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「まだまだ暑いですが」ないしは「残暑がなかなか終わりませんが」などという意味合いの言葉で、相手の体調や調子などを気づかう際に使われる言い回しです。
「もうすぐ秋ですね」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「もう秋がそこまで来ていますね」もしくは「夏も終わってしまいますね」などという意味合いの言葉で、8月中旬から下旬ごろにかけて使われる表現になります。
まとめ
「残暑の候」の言い換えは、ビジネスシーンから日常会話などのカジュアルな場面まで使える語がいくつか存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けることをおすすめします。