ビジネスの現場では、会社の創立記念日などの行事が開かれることがあります。
このような時には会社一丸となって成功を目指して実施することになりますが、その中で使われるのが「執り行う」と言う表現です。
本記事では、「執り行う」の言い換え語を解説します。
「執り行う」とは?どんな言葉
「執り行う」とは、単にひらがなで「とりこなう」とも表記され、何かの儀式や改まった会などを実施することを表す言葉です。
ビジネスにおいてはある程度格式のあるもの、例えば前述の創立記念日、入社式、新年会などに対して使用されます。
逆に言えば、それ以外の催しものにはあまり使われません。
ビジネスでも使える「執り行う」の言い換えのお勧め
この言葉は、それ自体では敬語表現を若干含んでいますが、そのままの形ではビジネスの現場で使えません。
ここでは「執り行う」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「執り行います」
◆ 使い方やニュアンスの違い
この言葉は、「執り行う」に最低限の丁寧な表現を加えたもので、これがビジネスで使用できる最低の形です。
ただ、「執り行う」と言う単語自体に丁寧な表現は含まれているので、正式な場所であっても失礼な言い方ではありません。
「開催いたします」
◆ 使い方やニュアンスの違い
この言葉は、より平易な表現に変えたものなので、最高の格式以外で問題ないような会合でも普通に使用することができます。
「執行いたします」
◆ 使い方やニュアンスの違い
この言葉は、意味とては「執り行う」と同じなのですが、裁判所や公共機関の「執行」のイメージが強いので、それ以外のシチュエーションでは使わないのが無難です。
「執り行う」のカジュアルな言い換えのお勧め
この言葉は、極めて限られた場面でしか使えないので、カジュアルな言い換えの表現は多くはありません。
ここでは「執り行う」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「行います」
◆ 使い方やニュアンスの違い
この言葉は、運動会など学校や近所の催し物に関してはよく使われる表現です。
「実施します」
◆ 使い方やニュアンスの違い
この言葉は、やはり正式ではないような催し物に使われますが、催し物ではないものにも多く使用されるので、特別感は薄れてしまいます。
「やります」
◆ 使い方やニュアンスの違い
この言葉は、もっともカジュアルな表現ですが、どのような場面でも使用可能な便利な言葉です。
また、状況に応じて敬語を足していくこともできます。
まとめ
この記事では、「執り行う」の言い換えの言葉に関して解説してきました。
ここまで解説してきた内容を今一度確認していただき、今後の様々な場所でのコミュニケーションに活かしていただければ幸いです。