本記事では、「厳冬(げんとう)の折」の言い換え語を解説します。
「厳冬の折」とは?どんな言葉
相手の健康を気にかけたり体調を思いやったりする際に使われる時候の挨拶表現である「厳冬の折」という言葉は、「まだまだ寒い日が続きますが」あるいは「寒さが厳しい季節なので」などという意味合いで用いられており、主に1月中旬から下旬にかけてのもっとも寒くなる時期に使用されています。
ビジネスでも使える「厳冬の折」の言い換えのお勧め
ここでは「厳冬の折」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「寒さ厳しき折」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「寒さが厳しい季節なので」または「まだまだ寒い日が続きますが」などという意味合いで使われており、寒さが最も厳しくなる1月下旬前後の時期に使われる時候の挨拶になります。
「余寒(よかん)なお去りがたき折」
◆ 使い方やニュアンスの違い
暦の上では春になっているにもかかわらずまだまだ寒い季節が続くことを伝える際に用いられる言葉で、2月初めの立春過ぎから2月の中旬ごろまでに使われる時候の挨拶表現です。
「厳寒(げんかん)の候」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「大変寒い季節が続きますが」もしくは「厳しく寒い時期がやってきましたが」などという意味合いで使われており、主に1月初め頃から2月上旬頃までに使われる時候の挨拶として使用されています。
「厳冬の折」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「厳冬の折」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「寒さが続きますが」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「寒い日が続いていますが」もしくは「春はまだまだ遠いですが」などという意味合いで使われており、「寒さが続きますが体調には十分注意してください」などという表現で使われています。
「凍(い)てつくほどの寒さですが」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「凍(こご)えるような季節ですが」あるいは「まだまだ厳しい寒さが和らぐ様子はありませんが」などという意味合いで使われており、「凍てつくほどの寒さですが春はもうすぐです」などという表現で使用されています。
まとめ
「厳冬の折」の言い換えは、ビジネスシーンから日常会話などのカジュアルな場面まで使える語がいくつか存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けることをおすすめします。