本記事では、「こちらになります」の言い換え語を解説します。
「こちらになります」とは?どんな言葉
こちらになりますとは、「です、ございます」の言い換えとされる「なります」を使い、目の前に目的の場所や物を提示する時の言葉です。
ビジネスでも使える「こちらになります」の言い換えのお勧め
ここでは「こちらになります」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「こちらでございます」
◆ 使い方やニュアンスの違い
こちらでございますとは、目の前に目的の場所や物を提示する時の言葉で、こちらですの意味がある丁寧な言い方です。
「休憩室はこちらでございます」といった用法があります。
こちらになりますを敬語で正しく言うなら、この言い方がもっとも適切でしょう。
「こちらが◯◯でございます」
◆ 使い方やニュアンスの違い
こちらが◯◯でございますとは、目の前に目的の場所や物を示して、丁寧に案内するときの言い方です。
「こちらが本日のメニューでございます」などと用いられます。
敬語として違和感のない言い方になるでしょう。
「どうぞこちらへ」
◆ 使い方やニュアンスの違い
どうぞこちらへとは、誘導したり許諾する意味がある「どうぞ」を用い、特定の場所に案内する時などに使われる敬語です。
「ご案内いたします、どうぞこちらへ」というふうに言われます。
物を示すことはできませんが、場所を示すならば適切です。
「こちらになります」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「こちらになります」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「これです」
◆ 使い方やニュアンスの違い
これですとは、目の前に目的の物を提示した時の言い方です。
「頼んだのはこれです」といった形になります。
非常に簡易な言い方で、敬語ではない会話で物を示すときには言いやすく感じる言葉です。
「こっちです」
◆ 使い方やニュアンスの違い
こっちですとは、こちらの砕けた言い回しとなる「こっち」を用いて、特定の場所を示す時の言葉です。
「宿泊の施設はこっちです」などと用いられるでしょう。
これもカジュアルな言い方で、敬語には不向きですが日常会話には有用です。
「ここです」
◆ 使い方やニュアンスの違い
ここですとは、目の前に目的の場所があることを提示する時の言葉です。
「エレベーターはここです」といった用例になります。
この言い方もカジュアルな使い方に限定されるものです。
まとめ
こちらになりますを常用していると、言い換えは思い浮かばないかもしれませんが、幾つか存在しています。
なおこちらになりますは近年常用化されましたが、「なります」は本来は「成る、変化する」を意味しているため、誤用と指摘されることも多いので気を付けてください。