本記事では、「歳末の候」の言い換え語を解説します。
「歳末の候」とは?どんな言葉
その年の終わりにふさわしい、年末の挨拶です。
歳末は年の終わり、年の末をあらわし「12月の下旬」を伝えています。
「もう今年も終わりですね」というニュアンスがあります。
文章の初めに用いられることが多く「歳末の候、いかがお過ごしでしょうか」のように引用します。
クリスマス前後から使われ始める、暮れの挨拶文になります。
ビジネスでも使える「歳末の候」の言い換えのお勧め
ここでは「歳末の候」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「歳晩の候」
◆ 使い方やニュアンスの違い
歳末と同じような意味があるのが、歳晩です。
年の暮れをあらわす熟語で「歳末」よりも、詩的な言い回しに聞こえます。
「歳晩の候、貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます」のように続けていきましょう。
「師走の候」
◆ 使い方やニュアンスの違い
師走とは12月のこと。
歳末の候よりも早いシーズンに用いられることが多く、12月初旬から中旬にかけて用いられています。
「師走の候、貴社ますますご清祥のこととお喜び申し上げます」のように引用します。
「寒冷の候」
◆ 使い方やニュアンスの違い
寒さが一段と厳しくなりました、このようなニュアンスが込められています。
こちらは12月下旬に用いられる、時候の挨拶です。
「寒冷の候、いかがお過ごしでしょうか」のように繋げていきましょう。
「歳末の候」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「歳末の候」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「今年も残りわずか」
◆ 使い方やニュアンスの違い
季節の挨拶を持ち出すと、かえって堅苦しく聞こえてしまうことがあります。
気軽な相手とやり取りする時は、もう少しカジュアルさを出したいもの。
「お世話になります。
今年もあと残りわずかとなりました」のように切り出すと、肩のこらない自然な言い方になるでしょう。
「早いもので、今年もあと少し」
◆ 使い方やニュアンスの違い
年末の挨拶回りでも使える、気さくな言い方です。
「早いもので今年もあと少しになりました。
どうぞよいお年をお迎えください」のように使えます。
自然な会話文で使いやすいです。
「カレンダーも残りわずか」
◆ 使い方やニュアンスの違い
日めくりカレンダーの枚数が薄くなっていき、しみじみと暮れが迫っていることを感じさせるひと言です。
「今年のカレンダーも、残りわずかとなりました。
皆様、お変わりなくお過ごしでしょうか」のようにつなげていきます。
まとめ
「歳末の候」を解説しました。
同じような言い回しを学んで、仕事や私生活に役立ててみてください。
さらにコミュニケーションの達人になれるはずです。