本記事では、「お持ちください」の言い換え語を解説します。
「お持ちください」とは?どんな言葉
「お持ちください」という言葉は、「こちらに来る際にはあるものを持ってきてください」あるいは「忘れずに持っていてください」などという意味合いで使われており、相手にあるものを「持ってくる」ことを丁寧に依頼する場合に使用される表現になります。
ビジネスでも使える「お持ちください」の言い換えのお勧め
ここでは「お持ちください」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「ご持参(じさん)ください」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「(相手に)あるものを持って一緒に来てほしい」さまや「特定のものを指定の場所まで持って行ってほしい」様子などを表し、「事前にお渡しした入場券をご持参ください」などという表現で使われています。
「ご携帯(けいたい)ください」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「あるものを常に身につけておいてください」もしくは「しっかり手で持っていてください」などという意味合いで使われており、あるものを自分の体から離さずに一緒に持っていてくださいというニュアンスで使われています。
「肌身(はだみ)はなさずにお願いします」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「けっして自分の身体からは離さずに持っていてください」あるいは「大切なものとしてしっかりと身に付けておいてください」などという意味合いで使われており、自分の「肌」や「身」などから常に離さないほどものを大切にしてくださいというニュアンスで使われる慣用表現になります。
「お持ちください」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「お持ちください」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「持って行ってください」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「あるものを携(たず)えて行ってください」または「忘れずにある物を持って向かってください」などという意味合いの言葉で、「祖母の家まで菓子折りを持って行ってください」などという表現で使用されています。
「持ち歩いてください」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「あるものを持って移動してください」もしくは「外出する際には大切な物を持って行ってください」などという意味合いで使われており、「スマホは席に置いておかずに持ち歩いてください」などという表現で用いられています。
まとめ
「お持ちください」の言い換えは、ビジネスシーンから日常会話などのカジュアルな場面まで使える語がいくつか存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けることをおすすめします。
