本記事では、「せっかく」の言い換え語を解説します。
「せっかく」とは?どんな言葉
せっかくとは折角であり、困難な状況の中で物事を進めて行くことを表す言葉です。
努力をしてきたのに無駄になり、残念な時にもせっかくが使われます。
また滅多にない良い状態を示す意味もある言葉です。
ビジネスでも使える「せっかく」の言い換えのお勧め
ここでは「せっかく」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「お手間をかけ」
◆ 使い方やニュアンスの違い
お手間をかけとは、人が労力をかけることを表す言葉で、せっかくよりも畏まった印象になります。
「お手間をかけて作って頂いたのに申し訳ございませんが」のような形です。
目上の人に対する敬語では優先的に使われます。
「労を惜しまず」
◆ 使い方やニュアンスの違い
労を惜しまずとは、何かの苦労することを嫌と思わずにやることを意味し、せっかくにも通じる言葉です。
「労を惜しまぬ努力を感じます」などのように使います。
労を惜しまずは目上に対する敬語にも使いやすいでしょう。
「ご足労」
◆ 使い方やニュアンスの違い
ご足労とは、足を使って移動した時の疲労や労力を表し、せっかくと似た形で使える言葉です。
「ご足労頂いて大変恐縮です」のように使います。
ご足労もお手間をかけと同じように、ビジネスの敬語で使うことが推奨されるものです。
「せっかく」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「せっかく」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「手間隙かけ」
◆ 使い方やニュアンスの違い
手間暇かけとは、労力と時間を使って物事を丁寧に行うことを表す言葉で、せっかくと似た意味を持つ意味です。
「手間隙かけて頑張りました」のように使います。
せっかく同様にカジュアルに使えますが、敬語では使いづらい印象です。
「わざわざ」
◆ 使い方やニュアンスの違い
わざわざとは態々のことで、普通ならしないで構わない事を行う意味があります。
せっかくと違いがありますが同じようにも使える言葉です。
「わざわざお越し頂きありがとうございます」のように使います。
カジュアルに使えますが、敬語で使うのにも支障ない言葉です。
「時間をかけて」
◆ 使い方やニュアンスの違い
時間をかけてとは、物事を実行するのに長い時間を使う意味の言葉です。
「時間をかけて育てています」のように使います。
尊敬語の「お」を付けることで、敬語の中でも使うことができます。
まとめ
せっかくの言い換え語は数々ありますが、ぱっと思い浮かばない言葉もありました。
せっかくとは微妙に違った意味のものもありますので、状況に応じて選択してくのが良いでしょう。