本記事では、「そちら様」の言い換え語を解説します。
「そちら様」とは?どんな言葉
これは、相手側にいる人物を敬称で指し示すような意味を持つ言葉です。
「そちら」は場所を示す指示代名詞になっています。
これに敬称である「様」を付与して「そちら様」と表現しているのです。
このようにすることで、相手に近い場所にいる人物を、敬称で言い表す事ができます。
なお、これが自分に近ければ「こちら様」になり、相手が誰か分からない場合には「どちら様」という表現を使用できるのです。
ビジネスでも使える「そちら様」の言い換えのお勧め
ここでは「そちら様」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「そちらの方」
◆ 使い方やニュアンスの違い
これを「そちらの方」とすると、より自然な敬称になります。
「そちら様」よりも、こちらの表現のほうが一般的な使い方だと言えるでしょう。
たとえば、「そちらの方はどなたですか」と使用できます。
「そちらにいらっしゃる方」
◆ 使い方やニュアンスの違い
また、「そちらにいらっしゃる方」のように、「いる」を尊敬語にしたものを組み合わせる方法もあります。
この場合は、相手に敬意を示す形になるのです。
たとえば、「そちらにいらっしゃる方にもお渡しください」と使用できます。
「そちらにおられる方」
◆ 使い方やニュアンスの違い
さらに、「そちらにおられる方」も同等の意味を持ちます。
これも尊敬語になっており、相手の「いる」という行為を敬語に言い換えたものなのです。
たとえば、「そちらにおられる方からも、お話をお聞きしたい」と使用できます。
「そちら様」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「そちら様」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「その人」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「その人」は、「そちら様」と同等の意味を持ちます。
ただし、このように言い換えると、カジュアルな印象の言葉遣いになるのです。
たとえば「その人は誰なのかな」と使用できます。
「そっちの人」
◆ 使い方やニュアンスの違い
また、「そっちの人」もカジュアルな表現です。
ここでは「そちら」を「そっち」に言い換えて、口語的な印象を強めているのです。
たとえば、「そっちの人にも渡してね」と使用できます。
まとめ
「そちら様」の言い換えは、敬語からカジュアルなものまで幾つも存在しています。
実際の状況に合わせて、より適切な表現を選ぶようにするとよいでしょう。
