本記事では、「遅ればせながら」の言い換え語を解説します。
「遅ればせながら」とは?どんな言葉
「遅ればせながら」という言葉は、「遅くなってしまいましたが」や「予定には間に合いませんでしたが」などという意味合いで使われており、「遅れる」という語と「駆け付ける」という意の「はせる」という語から成り立つ文言です。
ビジネスでも使える「遅ればせながら」の言い換えのお勧め
ここでは「遅ればせながら」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「遅延(ちえん)してしまいましたが」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「予定していた期日や時間には遅れていますが」や「開始予定が長引いていますが」などという意味合いの言葉で、何らかの理由により予定時間よりも遅れが生じてしまった事を伝える際に用いられる文言になります。
「今更(いまさら)ながら」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「今となっては遅すぎますが」や「遅くなって失礼しますが」などという意味合いの言葉で、今ごろになってようやくというニュアンスで使われる文言です。
「遅まきながら」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「予定していた時間は経過していますが」または「遅れてしまい恐れ入りますが」などという意味合いの言葉で、予定していた時間は過ぎているもののというニュアンスの表現として使われています。
「難産(なんざん)の末に」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「多くの問題を乗り越えた後に」あるいは「難しい課題やテーマなどを解決した暁(あかつき)には」などという意味合いで使われており、出産で胎児がなかなか生まれてこないことを大変難しい問題などに例えた表現として用いられています。
「遅ればせながら」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「遅ればせながら」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「やっとの事で」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「紆余曲折(うよきょくせつ)の末に」や「どうにかこうにか」などという意味合いの言葉で、「辛くも」 や「ギリギリで」などという語とほぼ同様のニュアンスで使われる文言です。
「辛(かろ)うじて」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「本来であれば実現するのが困難なことをどうにか成し遂げる」さまや「辛くも」などという意味合いの言葉で、「辛(から)うして」という語から派生した語句になります。
まとめ
「遅ればせながら」の言い換えは、ビジネスシーンからカジュアルな場面まで使える語がいくつか存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けることをおすすめします。