本記事では、「聞きに来ました」の言い換え語を解説します。
「聞きに来ました」の意味
「聞きに来ました」とは?どんな言葉
「聞きに来ました」とは、「その人が聞きたいと思っていることがあり、実際に聞けるところまでやってきたことを伝える丁寧な表現」です。
対象となるものは人の話すことであったり、音楽であったり、自然現象であったりなど、様々なシーンで使われます。
「聞きに」は動詞「聞く」の連用形「聞き」に接続詞「に」が付いた語、「来ました」は動詞「来る」の連用形「き」に、丁寧語「ます」の過去形「ました」が付いた語です。
過去形が使われていますので、既に移動してその場にいることを表します。
丁寧語が使われていますが、「聞きに」「来ました」は口語調ですので、目上の人や社外の人に使う場合にはより丁寧な表現に言い換えましょう。
ビジネスでも使える「聞きに来ました」の言い換えのお勧め
ここでは「聞きに来ました」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「うかがいに参りました」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「聞きに来ました」の敬語表現です。
「うかがい」は動詞「来る・訪ねる」の謙譲語「うかがう(伺う)」の連用形、「参り」は動詞「来る」の謙譲語「参る」の連用形です。
「うかがいたく参りました」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「聞きたくてきました」という意味です。
「たく」は希望の助動詞「たい」の連用形で、実現したいと願っていることを表します。
「うかがいに上がりました」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「上がり」は動詞「上がる」の連用形で「行く・訪ねる」の謙譲語です。
この場合は「訪ねる」という意味で、人の言葉を聞く為に訪問することを表します。
「聞きに来ました」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「聞きに来ました」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「聞きたくて来た」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「自分が聞きたいと思って来た」というニュアンスです。
ストレートですが、「聞きたい」という思いが伝わります。
「聞かせてもらいに来た」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「相手にお願いして聞くために来た」というニュアンスです。
「聞かせ」は「聞く」の使役動詞「聞かせる」の連用形、「もらい」は「もらう」の連用形で動詞の連用形に付き「依頼してある行為をさせる」という意味です。
「聞きに来ちゃった」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「来ちゃった」を使うことで、「本来、来てはいけない場所」、或いは「来るのが困難な場所」までわざわざ「聞きに来た」というニュアンスになります。
まとめ
今回は「聞きに来ました」について紹介しました。
「聞きに来ました」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせる様にしましょう。