本記事では、「滞(とどこお)る」の言い換え語を解説します。
「滞る」とは?どんな言葉
「滞る」という言葉は、「物事が予定どおりに順調に進まない」さまや「本来の流れや勢いなどがとまる」様子などを表し、動作などが滑らかに進まなくなったり、状態や状況などがはっきりしなくなるというニュアンスで使われる表現です。
ビジネス滞る使える「滞る」の言い換えのお勧め
ここでは「滞る」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「停滞(ていたい)する」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「ある事物などが1か所にとどまって動かない」さまや「物事が順調に進まない」様子などを表し、それまで動いていたある事象や現象などが止まって動かなくなってしまうというニュアンスで使われる表現です。
「中断(ちゅうだん)する」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「本来は一続きだったものが途中でとぎれる」さまや「何かしらの理由により一旦流れを止める」様子などを表し、基本的には一時的に止めた後再開するというニュアンスで使われる表現になります。
「低迷(ていめい)する」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「調子のよくない状態から抜け出せない」さまや「ある流れや勢いなどが低調のまま本来の力を取り戻せない」様子などを表し、文字どおり「低い状態で迷い続ける」というニュアンスで使われています。
「膠着(こうちゃく)する」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「長い間にわたり状態や状況などに変化がなく同じ様子である」さまや「ほとんど動きがなく同じ状態から抜け出せない」様子などを表し、しばしば目にする「膠着状態」という語は「物事が進まずに行き詰まっている状態」を示す文言になります。
「滞る」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「滞る」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「宙(ちゅう)に浮く」
◆ 使い方やニュアンスの違い
本来は「地面から離れて空中に浮かぶ」状態を表し、転じて「物事が中途半端に終わる」さまや「決着がつかないまま結果が得られない」様子などを示す慣用表現として使われています。
「足踏(あしぶ)みする」
◆ 使い方やニュアンスの違い
元々は「足で地を踏む」という意味合いで使われており、転じて「物事が進まずに同じような状態が続く」さまや「何らかの理由により同じ場所に留まっている」様子などを示す文言として用いられています。
まとめ
「滞る」の言い換えは、ビジネスシーンからカジュアルな場面まで使える語がいくつか存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けることをおすすめします。