本記事では、「来た」の言い換え語を解説します。
「来た」とは?どんな言葉
「来る」は「物理的に、ある物や人が自分の元へ向かって動くことや近づくこと」、「時間や時期、季節などが時間的に近づくこと」、「事態が進み、ある状態に至る」など多くの意味を含める言葉です。
そして、「来た」は「来る」の過去形になります。
「先週、親戚がこっちに遊びに来た」のように使われています。
ビジネスでも使える「来た」の言い換えのお勧め
ここでは「来た」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「いらっしゃった」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「いらっしゃる」は「行く」や「居る」、「来る」の尊敬語です。
したがって、「いらっしゃった」とすることで「来た」のより丁寧な言い換えとして用いることが可能です。
「本日、○○社の○○様がいらっしゃった」のように使われています。
「おいでになった」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「おいでになる」は「居る」や「来る」の尊敬語です。
したがって、「おいでになった」とすることでこちらも「来た」のより丁寧な言い換えとして用いることが可能になります。
「○○様がおいでになったので、客室にお通ししてください」のように使われています。
「お越しになった」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「お越しになる」は「赴(おもむ)く」を敬った言葉です。
「赴く」には、「ある場所や方角へ向かって行く」や「物事がある方向や状態へ向かう」などの意味を含める言葉です。
「お越しになった」とすることで、こちらも「来た」のより丁寧な言い換えとして用いることができます。
「本社から○○社長がお越しになったようです」のように使われています。
「お見えになった」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「お見えになる」は「来る」の尊敬語です。
したがって、「お見えになった」と過去形にすることで、そのまま「来た」をより丁寧にした言い換えとして用いることが可能です。
「お客様がお見えになったので、一同挨拶して迎えましょう」のように使われています。
「来た」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「来た」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「やってきた」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「やってくる」は「向こう側からこちら側へ来る」や「近づいてくる」という意味を含める言葉です。
したがって、「やってきた」と過去形にすることで、「来た」のカジュアルな言い換えとして用いることができます。
「友人が遠方からやってきた」のように使われています。
まとめ
「来た」は敬語表現では「いらっしゃった」、「おいでになった」、「お越しになった」、「お見えになった」に言い換えることが可能です。
そして、カジュアルな表現では「やってきた」に言い換えることが可能ということでした。