「持参」にはどんな意味がありどのように言い換えられるのでしょうか。
今回は、「持参」の言い換え語を解説します。
「持参」とは?どんな言葉
「持参」とは、「品物や金銭などを自ら持っていくこと」を意味する言葉です。
必要になるものあるいは必要になる可能性が高いものを相手に揃えてもらったり現地で調達したりするのではなく、自分で調達し現地まで持っていくことを意味します。
ビジネスでも使える「持参」の言い換えのお勧め
ここでは「持参」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「携行」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「自分の体に身に着けて持っていくこと」を意味します。
武器を帯びたり道具を装備したりなど、必要なものをいつでも使えるような形で身につけて持っていくことを表します。
「持参」が現地で使うものを持っていくのに対し、こちらは移動中を含めいつ使うかわからないものをいつでも使えるような形で持ち歩く場合に使われる表現です。
「携帯」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「持っていること」を意味します。
カバンの中の持ち物など常に持って歩いているものを表します。
目的地まで必要なものを運ぶのではなく時間や場所を問わず常に持っているさまに対して用いる表現です。
「準備」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「必要な品物や金銭をあらかじめ備えておくこと」を意味します。
持っていくことを意味する「持参」と違い移動の要素が含まれていませんが、前提として移動する事実が確定している場合は事前の備えを持って移動するのが当然なので「準備」を用いても意味は通じます。
「持参」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「持参」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「持ってく」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「持っていく」が変化した言い方です。
正しい言葉ではありませんが日常的な言い方として使われています。
「用意していく」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「物事に備えてあらかじめ品物や金銭を整えておく」というニュアンスで使われる表現です。
「入れていく」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「他の荷物に混ぜこむようにして一緒に持っていく」というニュアンスで使われる言葉です。
金銭や品物を単独で持ち運ぶのではなく荷物の一部として持っていく場合に使います。
まとめ
「持参」はいろいろな表現に言い換えられる言葉です。
言葉の意味は同じでも言い方次第でニュアンスや受け取められ方は大きく変化します。
文脈や状況にあわせてふさわしい表現に言い換えましょう。