本記事では、「拝読させていただきます」の言い換え語を解説します。
「拝読させていただきます」とは?どんな言葉
拝読には「読むこと」という、謙譲語としてのニュアンスがあります。
本や資料を読んでいるこちら側を、下げる意味があります。
一方で「させていただきます」も謙譲語のニュアンスがあるので、二重敬語になる可能性も。
気になる時は他の表現に直して、伝えていきましょう。
ビジネスでも使える「拝読させていただきます」の言い換えのお勧め
ここでは「拝読させていただきます」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「拝読します」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「拝読」で、すでに敬語としての意味があるので「します」を補うだけでも、丁寧な言い回しになります。
「こちらが先生の新作小説ですね。
ありがたく拝読します」のように引用できます。
「拝見します」
◆ 使い方やニュアンスの違い
拝読と同じように使えるのが「拝見」です。
「見る」の謙譲語としての役割があるので、画像や絵、メールなど幅広く使えます。
こちらも「拝見」だけで敬語としての力があるので「します」を補うだけで、失礼のないフレーズに。
「草花の画像、ありがとうございます。
後ほど拝見します」のように結んでみてください。
「見させていただきます」
◆ 使い方やニュアンスの違い
目上の方と会話している時に「拝見」や「拝読」だと、重たすぎるのではと感じることがあります。
参考資料やパンフレットを受け取った時に「ありがとうございます。
ゆっくり見させていただきます」というと、自然に聞こえます。
「拝読させていただきます」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「拝読させていただきます」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「確認します」
◆ 使い方やニュアンスの違い
交通費の清算用紙が回ってきた時など、業務的な資料をもらうこともあります。
大げさにしたくない時は「後ほど、確認します」のひと言で話が終わります。
こちらも覚えておきましょう。
「後でゆっくり読みます」
◆ 使い方やニュアンスの違い
貴重なものをいただいた時の、返答として使えます。
「ゆっくり」と入っているので、丁寧に扱うというニュアンスを含んでいます。
「楽しみにしています」
◆ 使い方やニュアンスの違い
自費出版の本や写真集を郵送で送ってもらった時に、使える言い回しです。
「お忙しいなか、ありがとうございます。
到着を楽しみにしています」のように結んでいけます。
まとめ
「拝読させていただきます」について、解説しました。
同じようなフレーズを覚えて、語彙を増やしていきましょう。