本記事では、「図々(ずうずう)しい」の言い換え語を解説します。
「図々しい」とは?どんな言葉
「図々しい」という言葉は、「恥知らずで遠慮などがまったくない」さまや「他人を気にすることなく自分勝手にふるまう」様子などを示しており、元々は漢語において「企み」や「計画」などを表す「図」という語を並べて使われ始めた文言になります。
ビジネスでも使える「図々しい」の言い換えのお勧め
ここでは「図々しい」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「無神経(むしんけい)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「物事についての感受性が鈍い」さまや「人の気持ちなどをまったく気にしない」様子などを示す言葉で、普通よりも感覚や感性などが鈍かったり、感じ方が弱い人を指して使われる文言です。
「図(ず)に乗って」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「いい気になって勢いづく」さまや「調子に乗ってつけあがる」様子などを示す言葉で、思いどおりに事が運んだことで気持ちがたかぶりすぎたり、大きな気分になりすぎていることを示す際に使われています。
「非常識(ひじょうしき)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「常識からはずれている」さまや「一般的に知っているべきことを知らない」様子などを表し、文字が示すとおり「常識が無い」というニュアンスの表現になります。
「厚かましい」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「人の迷惑や負担などをまったく考えない」さまや「遠慮をせずに自分勝手な振る舞いばかりをする」様子などを表し、「まったく配慮がなく恥知らずである」というニュアンスの表現として用いられています。
「図々しい」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「図々しい」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「空気が読めない」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「その場の雰囲気を汲み取れない」さまや「相手の気持ちを少しも推し量れない」様子などを示す言葉で、その場所やタイミングなどにそぐわない言動をとる人を指して使われる文言です。
「土足で踏みにじる」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「他人のプライベートな事情などに無遠慮に立ち入ろうとする」さまや「無責任に詮索(せんさく)したり口を出したりする」様子などを表し、本来であれば靴を脱いで上がるべきところに土足のまま踏み入るというニュアンスの表現として用いられています。
まとめ
「図々しい」の言い換えは、ビジネスシーンからカジュアルな場面まで使える語がいくつか存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けることをおすすめします。