本記事では、「ぐらい」の言い換え語を解説します。
「ぐらい」とは?どんな言葉
「ぐらい」という言葉は、「だいたいの分量や程度などを表す」さまや「ある程度の基準となる事柄を表す」様子などを表し、使われる前後の文脈によっては「くらい」と表現されることもある文言です。
ビジネスぐらい使える「ぐらい」の言い換えのお勧め
ここでは「ぐらい」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「概(がい)して」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「大雑把(おおざっぱ)に言うと」あるいは「一般的には」などという意味合いの言葉で、大体のところをひっくるめてというニュアンスで使われており、「日本人は概して礼儀正しいと認識されています」などという表現で使われています。
「総(そう)じて」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「全体的には」または「全般にわたる傾向として」などという意味合いの言葉で、「総じて日本人は寡黙(かもく)で勤勉と言われています」などという表現で用いられる文言です。
「程度(ていど)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「他の物事と比べた際の強弱や優劣、大小などの度合い」あるいは「一般的に許容される限度」などを示す際に使われており、物事の性質や価値などを量的に表す場合に使われる表現です。
「一般に」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「あることが世間に広く行き渡っている」さまや「当然のこととして理解されている」様子などを表し、「一般に日本人は長寿です」あるいは「世間一般に認められた風習」などという文脈で用いられています。
「ぐらい」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「ぐらい」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「ざっと」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「細かい所にはこだわらずに大まかである」さまや「数量や内容などについてだいたいの見当をつける」様子などを表し、「一通り」や「およそ」などという語と置き換えることができる文言になります。
「おおよそ」
◆ 使い方やニュアンスの違い
漢字では「大凡」と表記される言葉で、「だいたいのところ」あるいは「大ざっぱに」などという意味合いで使われており、「先生のお話はおおよそ理解することができました」などという文脈で用いられています。
まとめ
「ぐらい」の言い換えは、ビジネスシーンからカジュアルな場面まで使える語がいくつか存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けることをおすすめします。