本記事では、「一緒に」の言い換え語を解説します。
「一緒に」とは?どんな言葉
「一緒に」という言葉は、「他のものごとなどと併せてあるものを一つにする」さまや「他人と同じ行動をとる」様子などを表し、また時期やタイミングなどが重なっている際にも用いられる文言です。
ビジネスでも使える「一緒に」の言い換えのお勧め
ここでは「一緒に」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「並行(へいこう)して」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「ある事柄などがならんでそれぞれ同時に進む」さまや「別々のことを同時に行う」様子などを示す言葉で、「平行」という誤表記に気を付ける必要のある文言になります。
「共々(ともども)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「人と連れ立って何かをする」さまや「元々は別々の関係であるのに同じようなことを行う」様子などを示す言葉で、一緒になって同じ行為をするというニュアンスの表現として使われています。
「一蓮托生(いちれんたくしょう)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
本来は仏教用語で「人が死んだ後、極楽浄土の蓮の花の上に生まれかわる」という言い伝えから使われ始めた言葉で、「結果のよしあしにかかわらず行動や運命などを共にする」さまや「善悪や結果などにとらわれず最後まで共に進む」様子などを表しています。
「一丸(いちがん)となって」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「ひとつにまとまって何かに取り組む」さまや「複数の人が力を合わせてあることに臨む」様子などを表し、「心を一つにして」や「一つにまとまって」などという語と非常に近い意味をもつ表現として用いられています。
「一緒に」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「一緒に」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「肩を並べて」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「他人と肩をそろえて共に進む」さまや「対等の位置や立場などに立つ」様子などを表す慣用句で、同じ程度の力や地位などをもつ両者が張り合うというニュアンスの表現として使われています。
「一斉(いっせい)に」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「すべてが等しくて一様な」さまや「同時にそろって何かを行う」様子などを示す言葉で、「鳥が一斉に飛び立った」や「一斉に歌いましょう」などという表現で使われる文言です。
まとめ
「一緒に」の言い換えは、ビジネスシーンからカジュアルな場面まで使える語がいくつか存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けることをおすすめします。