本記事では、「すっかり」の言い換え語を解説します。
「すっかり」とは?どんな言葉
「すっかり」という言葉は、「残らずすべて」や「完全にある状態になっている」様子などを示しており、「お金がすっかり無くなった」や「すっかり約束を忘れていた」などという表現で使われる文言です。
ビジネスでも使える「すっかり」の言い換えのお勧め
ここでは「すっかり」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「一切合財(いっさいがっさい)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「すべて残らず」や「あるものは全部」などという意味合いの言葉で、漢字では「一切合切」と表記されることもある四字熟語になります。
「手当たり次第」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「手に触れるものや行き当たるものすべて」や「かたっぱしから全部」などという意味合いの言葉で、区別することなく全部を対象にする、というニュアンスの表現として使われています。
「確固(かっこ)たる」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「そう簡単には動じない」さまや「断固(だんこ)たる決意をもってあることに取り組む」様子などを示しており、「確固」という語は稀に「確乎」と表記される場合もあります。
「跡形(あとかた)もなく」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「あとに残る痕跡(こんせき)が全くない」さまや「根拠や証拠などがまったくない」様子などを示す言葉で、「跡形もなく消え失せてしまった」などという文脈で使われる文言です。
「すっかり」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「すっかり」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「一つ残らず」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「何もかも余すことなくすべて」や「そっくりそのまま」などという意味合いの言葉で、「一つ残らず片付けましょう」や「一つ残らず平らげた」などという表現で用いられています。
「まんべんなく」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「全体に行き渡るように」や「残すところなく広がる」様子などを表し、漢字では「満遍なく」あるいは「万遍なく」と表記される文言です。
「もっぱら」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「ひとつのことに専念する」さまや「ひとつのことで占められている」様子などを示す言葉で、漢字では「専ら」と表記し、「私はもっぱら聞き役でした」などという文脈で使われています。
まとめ
「すっかり」の言い換えは、ビジネスシーンからカジュアルな場面まで使える語がいくつか存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けることをおすすめします。