本記事では、「小職」の言い換え語を解説します。
「小職」とは?どんな言葉
「小職」という言葉は、自分の身分をへりくだって表現する際に用いられており、官職や要職などについている人が自分のことを指していう語句として使われています。
ビジネスでも使える「小職」の言い換えのお勧め
ここでは「小職」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「小生(しょうせい)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
主に男性が自分を指してへりくだった言い回しとして使われる言葉で、一般的には女性が使うことのない文言になります。
「弊職(へいしょく)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
職務についている自分をへりくだって指す言葉で、地位や役職などに関わらず使うことができ、「私」や「私ども」などという意味合いで使われています。
「不肖(ふしょう)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「取るに足らない」さまや「未熟で劣っている」様子などを示す言葉で、元々は「自らの父の名をけがすような愚か者」を指して使われていた文言になります。
「当方」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「自分の方」や「こちら側」などという語をより丁寧に言い換えた言葉で、主に自分たちが所属している組織や企業などを表しています。
「小職」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「小職」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「わたし」
◆ 使い方やニュアンスの違い
自分を指して用いられる語句で、「わたくし」という語よりも少々くだけた言い回しとして使われており、男性でも女性でも使うことができる文言になります。
「自分」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「その人自身」や「おのれ」などという意味合いの言葉で、「自分としては賛成です」や「自分自身の課題」などという表現で使われる文言です。
「手前(てまえ)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「自分の目の前」や「自分自身」などを示す言葉ですが、音変化した「てめえ」という語は、主に相手を恫喝(どうかつ)する際などに用いられる乱暴なニュアンスの表現になるので使う際には注意が必要です。
まとめ
「小職」の言い換えは、ビジネスシーンからカジュアルな場面まで使える語がいくつか存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けることをおすすめします。
