本記事では、「どこにいる」の言い換え語を解説します。
「どこにいる」とは?どんな言葉
「どこ」は、漢字で「何処」とも表記され、不確定情報としての「場所」を指している言葉として使われています。
「いる」は、漢字で「居る」とも表記でき、人が存在していることを表す言葉です。
つまり、「どこにいる」は、相手が今現在いる場所についてどこか分からない状況で、相手にその場所を伺う言葉です。
ビジネスでも使える「どこにいる」の言い換えのお勧め
ここでは「どこにいる」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「どちらにいますか」
◆ 使い方やニュアンスの違い
目上の相手の居場所を聞き出す際に、「どこにいる」の言い換えとしてよく使われているのが「どちらにいますか」です。
「どちら」は「あちら」や「こちら」といった「方向、方角」を示す言葉で、「どちら」は方向が不確定な状況を表す言葉です。
例えば、「どちらにいますか」の問いに対して、「近くの駅の南口改札にいます」などと応えると、場所と方角の情報が分かります。
「どちらにいらっしゃいますか」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「どちらにいますか」をより丁寧な言い方にしたのが、「どちらにいらっしゃいますか」になります。
目上の相手や客人を迎えにいく場面などで、とてもよく使われています。
この言葉の注意点として、「どちらにいらっしゃいますでしょうか」と二重敬語にしてしまう言い方を使いがちなことが挙げられます。
「いらっしゃいますか」の言い方で十分に丁寧な表現となっていることを覚えておくと良いでしょう。
「どの辺りにおいででしょうか」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「どの辺り」と聞くことで、相手が居る場所の周辺情報を聞き取ることが出来ます。
「おいででしょうか」は、「居ますか」や「来ていますか」といったニュアンスとして使うことが出来る丁寧な言い方です。
「どこにいる」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「どこにいる」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「今どこ」
◆ 使い方やニュアンスの違い
相手との待ち合わせで、「今どこ」と聞いて、相手の様子を伺うことが出来ます。
「今どこ?」に対して「今駅に着いた」といったやり取りが日常的です。
「どのへん」
◆ 使い方やニュアンスの違い
相手が車などでこちらに訪問する際に、相手がどこまで来ているのかを尋ねる場面で「いま、どのへん?」と聞くことがあります。
相手は通過した交差点や建物などを伝え、情報を共有します。
まとめ
「どこにいる」は、相手の居場所を尋ねる際に使われる言葉で、「何処」と漢字でも表記されます。
人によって方向感覚や空間認識力に差があるため、駅の構内や街中をグルグルしているうちに、自分がどこにいるのか分からなくなってしまう場合もあります。
そんな時は、方向感覚に優れ、道に詳しい人が「いま、どこにいる?」と聞いて、近くに見える看板や建物を教えてもらうことで、近くまで出迎えることが出来ます。